闇に包まれそうでも 見失わず 信じてて
過去も現在(いま)も 居る場所は少しも間違いじゃない
恥じることなんてないから たとえ止まってしまっても
あなたらしくあれ また風を待とう
出典: I believe/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
やさしい歌声に包まれ、静かな夜の海に浮かんでる船が思い浮かびます。
異性に向けた恋愛バラードというよりは、子供を含めたすべての人、特に自分より年下の人に向けたバラード。
行き先を見失ってしまうこともあるけれど、きっと進んで行けると励ましてくれます。
最後まで見届けたいけど それは叶わないだろう
心配ないよ あなたなら 大きな風に乗れるさ
出典: I believe/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
最後のフレーズは泣ける!
祖父母、両親や兄姉、先輩、友達たち、自分より先にいなくなってしまった人たち。
後に残す人のことをこんな風に見守ってくれているのでしょうか。
ラテン系ポルノグラフィティから
『LiAR』
あなたの口から嘘が零れるたび
僕はそれを舌で綺麗に拭った
シルクを指先で裂いたような
密やかな声は本当?
出典: LiAR/作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一
日本テレビの情報番組「スッキリ!!」テーマ曲。
聴いたことがある人も多いのでは。
『真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』と両A面で、44枚目のシングル曲です。
『LiAR』とiだけが小文字になっているのは理由があります。
本当は『LIAR LIAR』で出したかったのに、別のアーティストにすでに同じタイトルがあったとのこと。
といって『LIAR』ではつまらない、なにか爪痕を残したいということで「i」を小文字にしたそう。
ラテン系のリズムに乗って怪しい街角での男女の恋愛の駆け引きを描いています。
大人っぽい歌詞です。
『Fade away』
海面を突き破って獲物を捕らえる鮫のように
わたしを喰い千切る
核心を飲み込んだら 欺瞞と虚言の臓器で
消化して 姿を変えて街へ放つ
出典: Fade away/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
岡野昭仁はこういう暗い歌が好きなのだそうです。
暗いです、と断言されると「そこまでかな?」と疑問を感じます。
聴いてみればそれほど暗くない。
もしくは、暗いからいい!
つまり、この楽曲が好きなのです。
仮タイトルは『dark song』だったそう。
やっぱり暗いんだ…。
聴いた人によって感じ方は違うと思います。
歌詞は情報化社会の現代を皮肉ったもの。
かっこいいです。
クリスマスはみんなにやってくる(たぶん)
『クリスマスのHide&Seek』
大切な人を 満たせる人になれたら
「メリークリスマス」 心から言える
空っぽの僕の心 真ん中のものを探せたら
あなたへと 近づくよ
出典: クリスマスのHide&Seek/作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁
ポップな曲調でノリは良いのに、歌詞が悲しいクリスマスソング。
2003年に発売された『Hard Days, Holy Night』以来、2曲目のクリスマスソングです。
「Hide&Seek」はかくれんぼのこと。
なんとなくやけっぱちな「僕」。
片思いを隠している「僕」は、でもやっぱり見つけてもらいたいのだと思います。
かくれんぼは「見つかる」ことを前提とした遊びだから。