6thシングル収録曲
「さよならごっこ」は2019年2月13日に発売されたソニーミュージックアソシエイテッドレコーズかから発売されたanazarashiの楽曲及び6枚目のシングル。表題曲は、2019年1月より放送中の手塚治原作テレビアニメ『どろろ』のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/さよならごっこ
1曲1曲が力強さと鋭さと、そして時折垣間見える大きな優しさがこれでもかというぐらいに詰め込まれています。
3曲を通して聴いてみて思い知らされること。
それは「伝える」ことと「受け取る」ことは切っても切れないものなのだということ。
「伝える」こともそれを「受け取る」こともどちらも勇気と力の要ることです。
その気持ちが強ければ強いほど、身も心も削り、まさに命がけのものになるのかもしれません。
「それを言葉という」という楽曲は、伝えるもの、それを受け取るもの、両方の心情を歌った曲なのではないでしょうか。
まるで小説を読んでいるかのような歌詞
amazarashiが紡ぎだす歌詞の言葉は、まるで一篇の小説を読んでいるかのような、そんな感覚に入り込みます。
聴く度に、違う物語が浮かんでは消えていく。
「それを言葉という」という楽曲も詩の冒頭から脳裏に、瞼の裏に、言葉と映像が浮き出てくるのです。
まずは耳で聴くより目で聴く!
amazarashiといえばその独特な世界観の歌詞。
「amazarashiを聴くならMVで!」
そう言われているほど彼らのMVは新曲がリリースされるたびに注目されています。
「それを言葉という」の歌詞の世界観を、amazarashiならではの表現の形で映像にしたMVです。
シンプルなのか、難解なのか…
映像としては一度では解釈し難く、そして何度観ても心の震えに慣れることはないのです。
耳で聴くよりも、まずは目で聴け!「それを言葉という」MVをご覧ください。
言葉が心臓に迫ってくる
歌詞が歌に合わせてただただ流されているだけのMV。
しかし、観ているうちにそれはいつしか「歌詞」から「言葉」に変わるのです。
やがて心に響くという生易しいものではなく、心臓にひとつひとつの言葉が迫ってきて、突き刺さる。
そして、心臓の鼓動が速くなって、意味も分からず涙が頬をつたっていた…。
そんな不思議な感覚と現象に襲われます。
絶望をするべきなのか、希望の光を見出すべきなのか、そしてそれは何に…?
知らず知らずのうちに自分自身に選択と問いを迫るような強い強い言葉が息つく暇もなく迫ってきます。
生と死は、終わりの始まり
生きている日常は、やがて訪れる人生の終わりの日へ向かうということです。
それは生きていたのか、生かされていたのかは終わりの日を迎えてみなければわからないのです。
明日は何処へ向かうのか、明日の自分は何処に立っているのかさえも分からない。
ただただ、生きるということをしている限り終わりへと向かうために漂い続けるのでしょう。
生きることは、地図を持たない旅のようなもの
僕らはいずれ錆び付いて
ついには動かなくなる
緩やかに終わりへの航路をたゆたう
箱舟に乗せられたある意味
標なき漂流者だ
出典: それを言葉という/作詞:秋田ひろむ 作曲:秋田ひろむ
道しるべもない、地図もない、そして、終わりが何処なのかもわからない生きるという名の海。
自分の意志でこの世に生まれてくる生命はありません。
どの生命も作られたものなのです。
人生の航路を最初から旅をする旅人ではなく、初めは誰しもそこをただ漂う人なのでしょう。