そう、「言葉なんか一言でいい」んですよね!お互いに好きという気持ちを抱いていれば、必要以上に言葉にする必要はありません。
むしろ、同僚や友達とは違う、言葉がなくても通じ合える関係というものが、恋人であり、夫婦であるのではないでしょうか?
西内まりやさんの「Motion」は、そんな、当たり前だけどなかなか気付けない感情を描いたものであると言えるでしょう。
激しいダンスからも目が離せない!「Motion」のMV
ドラマの主演女優と主題歌の歌手を同時に引き受けたことに加えて、さらに西内まりやさんの多彩さを際立たせているのは、「Motion」のミュージックビデオです。
「Motion」、つまり「動き」というタイトルからもわかるように、このMVでは激しい動きがダンスで表現されています。
一際目を引くのは、最初から最後まで真っ白な空間でダンスが披露されるということですね。まるで人間心理を社会から解放しようとする前衛芸術のようです。
視聴者に向けられた微笑みの意味は?
黒い服を着た西内まりやさんは、同じくモノトーンの衣装を身に付け、脚線美を強調した4人の女性ダンサーとともに歌い、踊ります。
ここで忘れてはいけないのは、歌詞が切ない恋の気持ちを描くのに対し、曲調はアップテンポでMVにも動きがあるというギャップが存在することですね。
MVの中で、西内さんとダンサーたちは、常にカメラの方向を見ています。まるで、視聴者に語りかけているようです。
歌詞だけならば、「好きなら言葉なんていらないのに、どうしてわかってくれないの?」という、恋する女性の気持ちが表現されているのは明らかです。
ですが、曲調とMVを解釈すると、この「Motion」という楽曲の別の一面が見えてきませんか?
「切ない恋の歌」ではなかった!?
どこか不敵ささえも感じさせる、西内まりやさんの微笑み。そこからは「恋ってものをわかってないのね。言葉は飾りなんだよ」と、男性を諭すような意図も感じられます。
考えてみれば、これは当たり前ですよね。好きな相手が素直に気持ちを伝えてくれないのはもどかしいけれど、それを逆手にとって「恋愛をゲームのように楽しもう」と思うことは珍しくありません。
20代の女性のリアルな恋心を歌った、西内まりやさんの「Motion」。みなさんは歌詞をどう感じましたか?
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