清水依与吏を中心としたロックバンド:back number
切ない感情を詰め込んだリリックが魅力の3ピースバンド
ドラマの主題歌やCMソングも手掛けティーン世代の女の子から圧倒的な支持を得ているback numberは2004年に結成し2011年にメジャーデビューしました。
その楽曲のすべてはボーカルとギターを担当している清水依与吏さんが手掛けています。
back numberの曲には清水さんの人となりが前面に現れていて親しみやすいですね。
また、「stay with me」や「わたがし」「花束」など泣ける切ない曲が多いというのも特徴の一つですね。
バンド結成秘話
清水依与吏さんがバンドを始めたきっかけというのがまたインパクトがあります。
高校生の頃に大好きな子がいて、その女の子がお笑いが好きだったということで、清水依与吏さんは一生懸命お笑いの勉強をしたそうです。
ライブでのトークの面白さはここで培ったのかもしれませんね。
しかし、女の子はとあるバンドマンを好きになってしまい、結局はそのバンドマンと付き合ってしまったとのこと。
清水依与吏さんは、それなら自分もバンドをやって見返してやろう!とback numberを作ったそうです。
妄想が暴走する「高嶺の花子さん」
2013年6月26日にリリースした8thシングル
キャッチーな音楽と想像力豊かな主人公の想いが印象的な「高嶺の花子さん」。
back number史上初の2形態発売で初回限定版と通常版をリリースしました。
初回限定盤にはDVDがついており「高嶺の花子さん」のMV・オフショット・レコーディングの様子が収録されています。
4thアルバム「ラブストーリー」にも収録
メジャーデビュー後としては3thアルバムとなる「ラブストーリー」の6曲目にも「高嶺の花子さん」は収録されています。
「ラブストーリー」はback numberが愛についての様々な感情を多方面から表現している珠玉作です。
曲中の登場人物たちを様々な視点でとらえて作られた楽曲が、彼らの成長を感じさせてくれます。
初回盤Bの特典には「高嶺の花子さん」のMVが収録されていますよ。
「高嶺の花子さん」のMV
youtubeにはshort vartionが公開中
高嶺の花とは「とてもきれいだけれど、自分のものにはできないもの」のことですね。
MVにはその高嶺の花子さんに該当する人物が出てきます。それが小谷実由さんです。
このMVは台湾で撮影されたのですが、緑のスカートで真っ赤な唇が印象的ですよね。
小谷実由さんはイオンや東京ガスのCMにも出演しているそうですよ。
「高嶺の花子さん」の歌詞を紐解く
君から見た僕はきっと ただの友達の友達
たかが知人Bにむけられた 笑顔があれならもう 恐ろしい人だ
君を惚れさせる 黒魔術は知らないし 海に誘う勇気も車もない
でも見たい となりで目覚めて おはようと笑う君を
出典: 高嶺の花子さん/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
主人公にとって運命的な出会いから物語は始まります。
友達の友達として紹介されたとても美人な女性を見て、(挨拶するための愛想笑いだけで)心が破裂するほどの衝撃を受けています。まさにひとめぼれですね。
「知人A」ではなく「知人B」と表現しているのも素晴らしいところですね。相手にとってほとんど顔も覚えられないような立ち位置がはっきりとわかります。
ほとんど他人の僕に向ける愛想笑いでさえこれほど可愛いのなら、恋人に向ける特別な笑顔はどれほど破壊的なのだろうかと考え、恐ろしい人だと痛感します。
君の恋人になりたいと願っても、自分には武器になるようなものは一つもないから、声すらかけることが出来ないと嘆きます。
勇気はないけど、それでも特別な君の笑顔が見たい!と臆病な僕の切実な思いが込められています。