いきものがかり「茜色の約束」
2007年リリース
「茜色の約束」はいきものがかりの7枚目のシングルとして2007年10月24日にリリースされました。
「結婚式」というテーマのもと、水野良樹が制作した楽曲であり、これから2人で人生を育んでいく希望だけでなく、共に迎える最期まで描かれた壮大な楽曲に仕上がっています。
「うるわしきひと/青春のとびら」「夏空グラフィティ/青春ライン」に続き、2007年第3弾シングルであり、オリコン週間チャートでは7位を記録しました。
2006年のツアーではすでにファンの前で生演奏が披露されていて、それだけ早くファンに届けたくなるほど、いきものがかりにとって大切な曲になったのではないでしょうか。
auの「LISMO!」CMソングに起用
アルバム「ライフアルバム」に収録
さらに「茜色の約束」は2008年2月13日にリリースされた2枚目のアルバムである「ライフアルバム」の2曲目に収録されました。
前作「桜咲く街物語」から約11ヶ月ぶりのリリースとなり、シングル曲としては 「夏空グラフィティ/青春ライン」「茜色の約束」「花は桜 君は美し」が収録されています。
また「茜色の約束」のアコースティックバージョンがボーナストラックとして収録され、全13曲とボリュームのある内容になっています。
オリコン週間チャートでは初登場にして2位を記録し、シングルとアルバムを通して初となるTOP3入りを果たした記念すべきアルバムとなりました。
またその後もこの楽曲は愛され続け、ベストアルバムにも収録されました。
ミュージックビデオ
ジャケット写真、ミュージックビデオ、そして、CMに至るまで全て東京都品川区にある子供の森公園で撮影されました。
怪獣の遊具が並んでいることから「かいじゅう公園」と呼ばれるこの公園はいきものがかりのファンにとって一度は訪れてみたい場所ではないでしょうか。
それではそんな「茜色の約束」の歌詞に迫っていきましょう。
「茜色の約束」の歌詞を紐解く
夕暮れの中を歩く2人
茜色した 陽だまりのなか 無口な風が ふたりを包む
歩幅合わせて 歩く坂道 いつもあたしは 追いかけるだけ
出典: 茜色の約束/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
「茜色した 陽だまり」という言葉からはみなさんはどんな情景を思い浮かべるでしょうか?
筆者の頭の中では夕暮れの中、カップルが2人で坂道を帰っていく景色が思い浮かびます。
その2人は並んで歩いてはいますが、身長差があるのか彼女は彼の歩幅に合わせても、どうしても差が開いてしまいます。
それでも、隣をキープできるように一生懸命追い付こうと頑張る健気な彼女の努力も見える素敵な冒頭の歌詞になっています。
つまずいたり 転んで 泣いてみたり
決して うまく 生きれる あたしじゃないけど
あなたがほら あたしの 手を引くから
恐がる 心も 強くね なれるよ
出典: 茜色の約束/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹
しかし、頑張ってばかりでは悔しいので、ちゃんと彼に甘える部分も持っています。
強がることもできるけれど、甘えるところは甘えて、彼にリードしてもらいたいのが女心ではないでしょうか。
そして、ちゃんとリードできる彼だからこそ、不安もなく彼を信じることができます。
だから
泣いて 笑って つないだこの手は 重ねた言葉に負けない 約束
あなたに 出逢えた 茜の空に ほら あの日と おなじことを 願うよ
出典: 茜色の約束/作詞:水野良樹 作曲:水野良樹