秦基博「水彩の月」
2015年リリース
「水彩の月」は2015年6月3日にリリースされた秦基博の18枚目のシングルです。
秦基博の魅力である温かみのある歌声が生きたミディアムバラードに仕上がっています。
オリコン週間チャートでは9位を記録、さらに2015年6月度の月間チャートでは39位を記録し、秦基博の人気がセールス面でも表れた1枚になりました。
またCDのタイプは通常盤と初回生産限定盤の2タイプでのリリースとなり、初回生産限定盤には、DVDが特典として付属しました。
その収録内容は以下の通りです。
・秦 基博 with 河瀨直美~君にもう一度会えるとしたら~プライベート映像
・ひまわりの約束 from “秦 基博×河瀨直美 トーク&ライブセッション「シンクロニシティ」”
・映画「あん」予告編
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%BD%A9%E3%81%AE%E6%9C%88
アルバム「青の光景」に収録
また「水彩の月」は2015年12月16日にリリースされた5枚目のアルバムである「青の光景」の12曲目に収録されました。
オリコン週間アルバムチャートでは2位を記録し、秦基博の注目度の高さが窺える作品となりました。
「水彩の月」以外にもシングル曲としては「ダイアローグ・モノローグ」、「ひまわりの約束」、「Q&A」が収録されています。
さらにCDのタイプは通常盤と初回生産限定盤の2タイプでリリースされました。
初回生産限定盤は、仕様がデジパックで三方背仕様になっています。
そして、特典としてブックレットとDVDが付属しています。
DVDの内容は以下の通りです。
1.「Behind of “青の光景” 〜interview, recording & live〜」
2.LIVE映像(世界遺産劇場 -縄文あおもり三内丸山遺跡-)「Q & A」、「ひまわりの約束」
3.MUSIC VIDEO「言ノ葉 -Makoto Shinkai / Director's Cut-」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E3%81%AE%E5%85%89%E6%99%AF
ミュージックビデオ
またミュージックビデオは柔らかで優しい光が差し込む森の中で、凜とした佇まいで演奏する秦基博が印象的な映像に仕上がっています。
映画「あん」の主題歌に起用
映画「あん」の主題歌として書き下ろし
そして、「水彩の月」は映画「あん」の主題歌として書き下ろされました。
河瀨直美監督特有の景色の捉え方や、光の使い方など、映画を観た印象を曲に落とし込み、ピアノと歌を中心とした「水彩の月」が完成しました。
映画の中でも大切にされている「見えないもの」というテーマに、秦基博の魅力的な声とメロディーが上手に絡み合っています。
そんな風にして、まさに水彩で描いたような世界観が、映画の世界観に絶妙にマッチした作品に仕上がっています。
映画「あん」
また映画「あん」は2013年2月にドリアン助川よって描かれた小説が基になり、2015年に河瀨直美の監督作品として映画になりました。
さらにこの小説「あん」は読書感想画コンクールの指定図書に選ばれるほど、広く認められた作品になっています。
その内容は、どら焼き屋を舞台に展開されます。
主人公は「千太郎」という雇われ店長で、過去を引きずりながらも、日々、どら焼き作りに精を出しています。
そこに「徳江」という手の不自由な老婆が訪れ、ひょんなことからアルバイトとして雇うことになります。
あん作りのスペシャリストとも呼べるほど、徳江の作るあんの味は格別で、みるみるうちにそのあんを使ったどら焼きは人気を博します。
しかし、その徳江は実はハンセン病患者であったことを知り、噂も広まったことで客足も減り、結局は解雇するに至ります。
解雇してしまった責任を感じた千太郎はひどく落ち込みます。
そして、ハンセン病感染者を隔離する施設へと足を運び、徳江との再会を果たします。
そこで、2人は思いを語り合い、心の距離を確かめていくという、深い内容の作品になっています。
この映画作品は、日本・フランス・ドイツ合作で制作され、樹木希林・永瀬正敏が主演を務めました。
第68回カンヌ国際映画祭にも出品されるほど高い評価を得て、多くの人の目に留まる作品となりました。