ここで気になるのは、なぜ恋愛で失敗をしてきたと分かっているのに、また同じことを繰り返すのかということです。

それは恋が無意識に始まっているものだからではないでしょうか。

恋愛は0か100かとはっきり区別できるものではありません。

「近くにいると目で追ってしまう」「何をしているのか気になる」という行動をしてしまいます。

主人公は、自ら目で追ったり気にしたりしているのではなく、無意識の中で行っているのでしょう。

突然100の恋になるのではなく、10や20のような気づかない小さな恋心がいつのまにか成長したということです。

主人公も未発達な恋の段階を経て、気づいたときには抑えられないほど愛が大きくなってしまいました。

だからこそ、今までの経験から恋の予兆を感じたときに注意を呼び掛けているのです。

恋にブレーキを掛けて

Be Be Beware
一目見て タイプだとわかった
Oh oh oh 危ない
恋人になれないなら
どこか行ってちょうだい
Bye Bye Bye
戒(いまし)めて ブレーキ掛けなきゃ
Oh oh oh ダメね
ああ 夢中になってしまいそうなの 止めて
距離を置きましょう

出典: Beware/作詞:秋元康 作曲:渡辺未来

自分の恋愛感情を抑えようとしているのはこれまでと同じです。

しかし、この部分の歌詞では相手にも注意を呼び掛けている点に注目してください。

これまでの経験から、自分1人で好きな気持ちを止めるのは不可能だと分かっています。

だからこそ、主人公の気持ちに応えられないのなら自分から離れてほしいと願っているのです。

「私を好きになってください」ではなく、10行目の言葉を選んでいることから読み解くことができます。

これまで一方通行な恋を経験した主人公の諦めの気持ちがみえてくるでしょう。

自分の恋愛感情をぶつけて「同じだけ愛して」と縛れば、辛い結果が待っていると分かっているのです。

主人公が恐れているのは、振られることよりもコントロールできない自身の恋愛感情ではないでしょうか。

高まる恋心に警告する心情を歌った「Beware」

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しかし、歌詞に注目すると人を好きになる気持ちに振り回される主人公の複雑な心理が分かります。

恋愛でもう失敗をしないように、話しかけられて驚くふりをする主人公像が見えたのではないでしょうか。

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