IZ*ONE【Beware】歌詞の意味を解釈！なぜ何度も失敗しちゃう？驚かなければいけない理由に迫る

この部分の歌詞は、恋にはやる気持ちを抑えようとする心の声が現れています。

気になる人がいれば見つめていたいし、あわよくば話しかけたいと思うものです。

しかし、この歌の主人公はそういった感情に任せた行動は「隙を見せる」と考えています。

自分からではなく、相手が声をかけてくれるまでは素知らぬふりをして待っているべきだと警告しているのです。

「Beware」は意中の相手がいるときこそ、「気をつけて」「慎重になって」と呼びかける心の声が現れています。

この部分で特に興味深いのは、4行目のという歌詞です。

恋の予感をしている主人公は、話しかけられるのを待っている状態です。

しかし、歌詞にある通り、主人公は意中の相手に背を向けた状態で出会いすら始まっていません。

話しかけられたときに「待っていました」という反応をしたら、無視をしていた意味がなくなってしまいます。

あくまで「話しかけられるとは思わなかった」と相手に興味がないふりをするように自分に注意しているのです。

気になる相手に心中を悟られないよう、相手を無視するよう自分に言い聞かせていました。

しかし、理性と実際の感情は別物です。

頭で分かっていても、好きな相手に対する気持ちは勝手にこみ上げてきます。

そんな抑えきれない恋愛感情が歌詞によく現れています。

好きな人には可愛く映る角度から顔を見てもらいたいものです。

自信のある左側の顔が見える方に動いてほしいと思っているのが、3行目の歌詞から読み解くことができます。

ほかにも相手が何を感じているかを考えたり、視線を意識したりと好きな人の様子が気になって仕方ありません。

気がつかないふりをしたいのに、うまく振る舞えない矛盾が表れている歌詞です。

今はまだ話しかけずに無関心を装っていますが、我慢の限界が近いことを示唆しています。

本気で相手のことを好きになればなるほど、気持ちを抑えられなくなってしまうのでしょう。

好きな人には自分以外の人を見てほしくないし、いつも一緒にいてほしいと願います。

相手を束縛する予感があるからこそ、恋が始まりそうな自分に「注意して」と呼びかけているのです。

主人公はこれまで何度も恋愛感情に囚われた失敗をしてきました。

ここでいう失敗とは相手を束縛しようとした体験を指しているのでしょう。

愛が強くなりすぎた結果、好きな人に嫌がられたり見放されたりといった経験をしたと考えられます。

過去の失敗から、主人公は恋愛しないようにと思っていました。

しかし、またしても人を好きになってしまうという皮肉な気持ちが表れています。