一人で寂しがる心が
夢の鍵で開く心が
どこへでも行ける扉になる
君のために作った場所さ
笑う奴がいるのなら
全て遮る壁になる
日が落ちて暗くなり迷う時は
明かりを灯し待ってる
出典: Home/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa
親からしてみれば、主人公が本当は寂しいということもお見通し。
主人公は夢のために歯を食いしばって耐えているのです。
「この子ならきっと叶えられる」と思っている親の気持ちも描写されていますね。
「全て遮る壁になる」という部分は、誰が笑おうとも自分だけは主人公を絶対に笑わないという気持ちを表すもの。
いつだって何があっても、母親は主人公の帰る場所を用意して待っているのです。
故郷が与えてくれるもの
帰る場所はここにあるよ
進む時も立ち止まっても
何度だってここにおいで
帰る場所さ
休む場所さ
旅立つ場所さ
また進み出す場所さ
いつでも君の場所なんだよ
変わったものも
変わらないものも
捨ててきたのも
大切なのも
癒えない傷も
大事な人も
ありがとうも
忘れたくない想いも
おかえりも
ただいまも
いってらっしゃいも
いってきますも
ここにあるよ
出典: Home/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa
故郷は帰る場所であり、旅立つ場所でもあると歌うこの部分。
それは出迎えてくれる場所であり、見送ってくれる場所でもあるということ。
そう考えるとなんと優しいことでしょう。
日々忙しく駆け回っていては、感傷に浸る暇もありません。
故郷はそんな主人公に安息の時間を与えてくれる存在です。
失くしたものや大切に抱えているもの、いろんなものに想いを馳せて、浸る時間を与えてくれるということがここに表現されています。
描かれていた母親との会話にしてもまた然りですね。
日々に疲れたら、たまには故郷に帰ってみるのもいいのではないか。
そんなことを感じさせられる1曲となっていました。
楽曲に寄り添ったサウンドメイキングが
今回はandropの「Home」を紹介しました。
故郷の温かみが表現されたこの曲。
歌詞の内容を知らなくても、楽曲を聴いた瞬間からどことなくその温かみが伝わってきていました。
楽曲を主人公と考えて、サウンドメイキングもこれでもかというぐらい綿密に行うandropだから、そういう言わずして伝わる部分もあるのでしょう。
我を通すのではなく楽曲に寄り添うことが、きっと彼らの言う「聴く人の日々に寄り添う」ということに繋がっているのでしょうね。
作詞をした内澤もきっと、親御さんへの感謝の気持ちを踏まえながら書いたのだろうな…と微笑ましい気持ちにさせられました!
こんなアーティストもオススメ!
andropが好きな方にオススメのアーティストはまちがいさがし。
ほとんどライブをせず、ネットでのMVの公開をメインにした活動が話題を呼んでいるバンドです。
ライブというのはある種、場の雰囲気を利用できる側面があります。
しかしMVはそういうわけにはいきません。
それ故なのかどうなのか、綿密に作りこまれたサウンドがこのバンドの魅力となっています。
きっとandropに通じる部分も感じていただけるはずです!
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