クリープハイプの「寝癖」の不器用な恋愛を描いた歌詞の意味を紐解く

彼女は最後まで彼に対する思いを打ち明けることはありませんでした。

その様子がラストサビの部分で明らかになります。

1〜2行目の歌詞は、彼の気持ちが離れていってしまった様子がわかります。

私の前では特に気にしていなかった髪型を気にしているのは、他に好きな人ができたから？

そのような思いが彼女の心をより閉ざしてしまったように思えます。

もう少し早い段階で思いを伝えていたら変わっていたのかもしれない。

しかしもう伝えることができないから、最後のフレーズを声に出すことがなかったのです。

本当はお互いに好き同士のハズなのに、日々変わっていくことに納得できず馴れ合い誤魔化し合う仲になってしまい別々の道を歩み、再出発を選んだ二人の関係がレコード会社の移籍と重なる部分があるように思います。

心待ちにしていたファンに対して、「変わっていく事を許してね。変わっていくけど側にいてね。」というメッセージが込められているようにも感じませんか？

クリープハイプらしい粋なメッセージなのだと読み取ることができます。

クリープハイプの【寝癖】には、色んな思いがぐしゃぐしゃになったような様子が描かれていました。

本当の寝癖より直すことが難しいというような、男性目線と女性目線の歌詞。

複雑な思いは交わることなく、より複雑になっていきます。

結局、お互いに「素直になれなかった」という切なさが共感を生んだのでしょう。

クリープハイプの代表曲ともいえる「憂、燦々」。

聴いた人に衝撃を与える歌詞と歌声が中毒性を増加させます。

この楽曲から彼らのことを知った！という人も多いのではないでしょうか。

そんな彼らの楽曲を詳しく解説しています。

大人びた様子が感じられる「二十九、三十」。

三十路というひとつの節目とも捉えられる時期を歌詞に込めた楽曲です。

聴いていると胸が熱くなるような、少し大人になった気になれるような歌なのだと感じます。

クリープハイプの曲といえば早口で歌うような印象がありますが、この楽曲はしみじみ語るような印象です。

ぜひチェックしてみてください。