ラッパーt-Aceについて解説
“クズ上等”な人気ラッパー
彼について詳しく知らない方のために、ここでt-Ace(ティーエース)の簡単な紹介を入れておきます!
首から下までの左半身に刺青を彫り、チャラ男スタイルのフロウで若者の支持を集める人気ラッパーt-Ace。
Twitterのアカウント名ですら「t-Ace クズ」と表記している辺り、自分のキャラクター性を大事にしているんだなぁと感じます。
そして彼は若々しい見た目とは裏腹に、今年でデビュー10年目に突入するベテランMCでもあります♪
奇抜なパフォーマンスだけでなく、歌手としての腕前も本物。
R&BシンガーであるCIMBAをフィーチャーした楽曲「女の子」や「超ヤバイ」のMVは、YouTubeで250万以上の再生数を誇っています!
それだけで彼の人気の高さを窺い知れますね。
何より、端正な顔立ちも魅力的!
過去に日本を代表する大物ラッパーZeebraに「めっちゃモテるじゃん」と言われるほどのプレイボーイでもあるt-Ace。
彼に女性ファンがめちゃくちゃ多いのも頷けます。
また歯に衣着せぬコメントも特徴的で、特にエロに対する欲求がとてもストレートでもはや清々しい!
こうした“我が道を行くチャラ男”スタンスで、今のラップ業界を大いに盛り上げています。
ポジティブに生きる精神
元気をもらえる前向きな音楽性
何といっても“圧倒的なポジティブ精神”がt-Aceの売りでもあります。
人は辛いことに堪えられなくなると、どうしても自分を追い込んだりしてしまいがち。
その結果うつ病になってしまったり、最悪自殺という悲しい結末を迎えてしまったり…。
しかしt-Aceの場合「どうせ現実逃避するなら苦痛より快楽を求めようぜ」といったアンサーが返ってきます(笑)。
そう、たった一度しかない人生。苦悩して時間を費やし己を追い詰めるより、楽しいこと気持ちいいことで己を高めよう!
それで“クズ”と貶されてもいい。鞭打つばかりじゃなくて自分の幸せをとことん求めなきゃ損だぜ♪
彼の歌にはそういったメッセージが多く盛り込まれているのです。
こういうポジティブな考え方、見習いたいですね♪
ハメを外して生きていくってのがなかなか難しいところですがね…。
8枚目のアルバム「クズの華」
収録曲一覧
01. Intro~帰りたい~
02. 10年前
03. HipHopのブス
04. ダレかいない?
05. ダレもいねえ
06. グロミリ feat.Global Million(Qlip.Page-One.Choice.Woodsman)
07. Skit~上野駅~w/Franken
08. ワンチャン feat.DJ TY-KOH
09. 3人で帰る
10. 少しだけバイバイ
11. クズの華
出典: クズの華/t-Ace
今回ご紹介するt-Aceの8枚目のアルバム「クズの華」は、6月13日にリリースされました。
表題曲である「クズの華」の他は、iTunes HIPHOPチャートで1位を獲得した先行シングル「ダレかいない?」「ダレもいねえ」を収録!
この二曲もYouTubeでMVを公開し、高い再生数を記録した話題作。
その他の曲もt-Aceらしい攻撃的でファニーな楽曲揃いで、ファンのみならずHIPHOP好きなら見逃せない!
t-Aceデビュー10年目という節目に出すに相応しいアルバム内容となっていますよ♪
動画もチェック
“クズの華”の意味が分かるMV
「バットマン」でお馴染みの宿敵“ジョーカー”に扮したt-Aceが、最高にワルな雰囲気を醸し出していてカッコイイ!
しかも中途半端に仮装するのではなく、ちゃんとジョーカーのように振る舞っているのが面白い。しかも似てるし…。
色合いからして「ダークナイト」に出ていたヒース・レジャー版ですね。
隣にいる女性もセクシーでクレイジーな“ハーレクイン”!もう格好が格好なだけにいつもの挑戦的なフロウも危険な香りが倍増しです(笑)。
バックダンサーすらジョーカーペイントで素顔を隠す辺り、この人はホント遊び心を大事にするラッパーなんだなぁと改めて感じました。
タイトルにある“クズ”の理想像が、きっと映像でも登場しているジョーカーなのでしょうね。
悪党(ヴィラン)として多くの人の命を奪うサイコなキャラクターである彼ですが、その人間性は多くの人を魅了しています。
好きに生き誰にも流されず染まらず、ただ自分の欲求に忠実な、何の柵(しがらみ)も無く人生を楽しむジョーカーのスタイル。
一見よく分からない「クズの華」というタイトルは、こういう生き方について纏めた表現なんだと思います。
また、本作では「ダレかいない?」「ダレもいねぇ」を彷彿させる歌詞も含んでいて、ファンならニヤっとしてしまうかも?