GLAY「誘惑」
収録アルバム
「誘惑」が収録されているのは、「pure soul」というアルバム。心臓が燃えているかのようなシンプルなロゴがインパクト感ありますね。
「誘惑」と「pure soul」の語の関連性にニヤッとしてしまいますが、誘惑に負ける心と負けない心、果たしてどちらが本当に純粋なのだろうと考えさせられます。
PVはこちら
1998年リリースというだけあって、現在見てみると少々レトロ感や時代の流れを感じるPVです。
赤髪の女性の紫のドレスとピンクの唇がポップな色合いですキュートですが、なかなかシュールな動きを見せてくれます。一方GLAY側のシーンは色を抑え気味なものの、クリスタルやギラギラした壁の演出などが非常にゴージャスです。
PV全体のグリッター感が少々80’sの芳香を漂わせていますね。このカラーはこの頃だから出せる独特さです。
曲のほうは心地よく動くベースラインやノリやすいリフとドラミングがグレイト。ギターの歪み感も気持ちいいですね!GLAYの楽曲の中でも特に大ヒットした曲なのも納得できる気がします。
「誘惑」歌詞
それでは「誘惑」の歌詞の部分部分をピックアップして解説を加えることとしましょう。
曲の概要がわかりやすい部分をおもに取りあげました。
時に愛は二人を試してるBecause I love you
キワどい視線を振り切って WOW
嘘も真実も駆け引きさえも いらない
今はオマエが誘うままに Oh 溺れてみたい
出典: https://twitter.com/nukki_920113/status/465881250280919040
「早速誘惑に負けててワロタwww」なのですが、愛し方や気遣いや道徳心など全て忘れて今はただ君に没頭したい、というストレートな愛の告白ともとることができるでしょう。
「愛は試練」といいますが、相手を欲望のまま求めないという忍耐も同時に試されているかと思います。恋愛と性欲はどんなに切り離そうとしても切り離せませんからね。しかし「今は素直になりたい」という本音が早速出ています。
薄情な恋と Oh 指輪の跡が消えるまで
闇に加速する 俺を酔わす
出典: https://twitter.com/ShuheyTakahashi/status/207979183169732611
「薄情な愛」と「指輪の跡」、ということは不倫?あるいは相手か主人公が離婚した後かもしれません。いずれにせよ第三者の存在を読み取ることができるフレーズですね。
「闇に加速する」の部分はイコール「徐々に誘惑や悪へ向かう」ということでしょう。
KISSから始まる夜は熱く Because I love you
犯した罪さえ愛したい Wow
名前も過去も心でさえも いらない
求め会う2つのカラダがある oh それだけでいい
出典: https://twitter.com/oricon_no1_20th/status/906157902188093441
色欲に完全敗北しています。「犯した罪さえ愛したい」や「カラダがある」だけでいい、という部分がもう真っ黒。
しかしなぜか美しさを感じさせるフレーズですし、「難しいことは無しにして二人抱き合うだけでいい」というシンプルな愛の形を求めているところがさっぱりしていて良いですね。体目的、というのは少々浅はかな表現に思われます。