GLAY「誘惑」のPVに出てくる赤髪女性の正体に迫る！歌詞とも関連有り？

ずばり結論から申し上げますと、「悪魔」でしょう。

この女性の現実におけるプロフィールはネット上やクレジットでは情報がゲットできないのですが、PV上の役目は悪魔役がぴったりです。もしくは古典的になりますが、男性を破滅させるファムファタル(運命の女)として捉えてもいいかもしれません。

いずれにせよその姿に共通する特徴というものはなく、人それぞれの解釈によるものです。この「誘惑」のPVでも、女性のルックスから悪魔的な要素を感じることは難しいかもしれません。この女性がファムファタルには程遠い、それほど魅力的にうつらないという方もいらっしゃるでしょう。

ただ「誘惑」をしてくる女性という点では共通しています。

悪魔は、人間の悪を人格化したものです。

悪魔というワードを聞いて思い浮かべるものは様々でしょう。悪魔として火あぶりにされたオルレアンの乙女ことジャンヌダルクかもしれませんし、同名で首飾りをだまし取ったジャンヌ・ヴァロアかもしれません。あるいは日本の鬼のような形相の悪魔や、各宗教で出てくる悪魔の典型的な姿を想像されるかもしれませんね。

しかしそれらはすべて人間からつくりだされ、人間の悪を人格化したもの。

この「誘惑」のPVでも、色欲や嫉妬、強欲など、道徳的な悪がテーマのひとつとなっています。そしてこの赤髪の女性が悪魔、つまりもとは道徳的な悪の象徴だといえるでしょう。

「誘惑」のPVに登場する赤髪の女性から感じることのできる悪魔的な要素には、以下のようなものが挙げられます。

• イントロでスリットのチャックをゆっくり上げて肌を露わにするシーン
• 唇のアップ
• 大きく背中のあいたドレス
• 色っぽいしぐさの数々

いずれも色欲を表現する要素といえるでしょう。

以上、GLAYの超ヒットソング「誘惑」のPVと歌詞の内容をご覧いただきました。

ちょっとアブナイ恋をしてらっしゃる方が聴くのもいいですし、とにかくGLAYの曲でノリたい&名曲が知りたいという方にもぴったりの曲です。ほどよい疾走感なので作業向けでもあります。

あるいは少々スケールを大きくして、遥か昔から重要なテーマとして扱われてきた「人間の悪」や「悪魔」について考えるきっかけとしても良いでしょう。