アルバム『LIVE』について
どんな曲が入っている?
『LIVE』(ライブ)は、日本の男性アイドルグループ、NEWSの4作目のオリジナルアルバム。2010年9月15日に ジャニーズ・エンタテイメントからリリースされた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/LIVE_(NEWSのアルバム)
NEWSの代表曲である「恋のABO」や「さくらガール」が収録されているアルバムです。
どちらもコンサートの定番曲となっています。
「D. T. F. 」も、みんなで大盛り上がりできる、テンション高めの定番曲です。
また、「NEWS BEST」のファン投票企画で1位になった人気曲「エンドレス・サマー」も入っています。
そのほか、「生まれし君へ」や「秋の空」、「内容の無い手紙」など、知る人ぞ知る名曲の数も多いです。
6人で出した最後のアルバム
アルバム『LIVE』は、NEWSにとって1つの節目でもあります。
なぜならこれが、6人グループとして出した最後のアルバムになってしまったからです。
2011年にメンバーのうちの2人・山下智久と錦戸亮が脱退し、一時は解散にまで追い込まれたNEWS。
今でこそ、過去として振り返れますが、当時のファンやメンバーの心境はどれほどのものだったでしょう。
6人時代からのファンにとっては、いろいろな面で意味の大きなアルバムといえるのかもしれません。
「2人/130000000の奇跡」について
明るい曲調とは裏腹に…
「2人/130000000の奇跡」のはじまり方は、実にさわやかです。
つづく前奏も、アップテンポで勢いがあり、今にも応援ソングがはじまりそうな雰囲気…。
でも蓋を開けてみれば、この曲、失恋ソングなんです。
曲調は明るくても、歌詞は切ない。
言葉を意識して聴いてみると、綺麗なメロディーもどこか物悲しく感じてしまいます。
タイトルの意味
タイトルにある「130000000」という数は、日本の大体の全人口を表しています。
つまり、「2人/130000000の奇跡」というタイトルは、この国の中で“2人”がめぐりあった奇跡を意味しています。
“僕”と“君”とが、たくさんの人間の中から、互いを見つけ、選んだ奇跡。
こんなタイトルなのにしあわせなラブソングではない、というのが印象的です。
一体“2人”の奇跡は、どのような結末を辿ってしまったのでしょうか。
どんな曲なの?
これぞ失恋ソング
先ほども書いたように、この曲は失恋ソングです。
語り手である“僕”が、切なる想いを吐き出しています。
それは、かつては奇跡とまで思った出会いの後、“僕”のもとを去ってしまった“君”への想いです。
悲しみ、やりきれなさ、「どうして」という気持ち、その他いろいろな感情がごちゃごちゃに…。
まさに、THE・失恋ソングともいえる内容となっています。
ありふれたテーマ、なのに魅力的
未練を引きずり、“君”をいつまで経っても忘れられない“僕”…。
テーマとしてはありふれたものですが、この曲は決して陳腐なものではありません。
それは、歌詞の中に散りばめられた言葉の数々が、印象的で鮮やかなフレーズを形づくっているから。
そして、その歌詞につけられたメロディーが絶妙で、切なさと同時に美しさも感じさせるからです。