真面目で要領が悪くて不器用だから無口になってしまい、うまくいかずに後悔する…。
ある意味、愛されるキャラクターなのでしょう。
でもそんな純粋な男性だからこそ応援もしたくなりますし、彼女にもきっと愛されているのだと思います。
5位:青い春
2012年にリリースされた7thシングルである「青い春」は、メジャーデビュー後初めてのセルフプロデュース作品となった楽曲です。
シングルリリース後は3rdアルバム『blues』に収録されました。
このシングルでは、ボーカルの清水依与吏が撮った写真がジャケットに使われたことでもファンの間では話題になりました。
ここが幸せポイント!
踊りながら
羽ばたく為のステージで 這いつくばっていても
踊らされてるのも 随分前から分かっていて
それでもそれでも
また踊りながら 必死で生きているんだ 理想の未来なんて
用意されていない でもその中で願ってるのさ
光に包まれるその日々を
出典: 青い春/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
はっきり言えばこの楽曲は“幸せを感じる”という作品ではないように思えますよね。
しかし迷いながらも戸惑いながらも、もがきながらも躊躇しながらも、青春の日々の中にいられるのは幸せな時間な気がします。
この楽曲は若いファン層からは“励まされる”作品と言われていますが、青春を振り返る世代からは“あれは幸せな時間だった”と評価されることが多い作品です。
成功よりも、挫折や失敗といった経験は、自分自身を成長させてくれます。
特に若い頃は約束された未来が見えなくても、信じることや願うことで強く生きていくことができるのです。
理想ではなくても、可能性が無限であることは"幸せ"だとこの楽曲から感じることができますね。
4位:手紙
2015年にリリースされた15thシングル「手紙」はNTTドコモのCMタイアップになったこともあり、広い世代に支持されている楽曲です。
アルバムとしては5thアルバム『シャンデリア』に収録された作品です。
この楽曲はback numberのシングル作品には珍しくカップリング曲がなく、表題曲(+表題曲のインストゥルメンタル)のみでリリースされたシングル作品でもあります。
ここが幸せポイント!
あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
ちゃんと返したい事
いつか歌にしよう
出典: 手紙/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
自分が自分の人生に対して1人で歩き出した時、この楽曲を聴くときっと勇気づけられます。
そして独立・自律してじっくりとこの楽曲を聴けば、自分を育ててくれたたくさんの人に感謝したいとはっきり思わせてくれるような作品です。
“愛されている事に/ちゃんと気付いている事”、このフレーズが本当に身に染みてわかった時、何だか1つ大人になったような気がするような……。
back numberの楽曲は何気ない日常、平凡な日々こそが幸せだと教えてくれます。
いつも見守っていてくれていること、愛してくれていることに気づいているから共感できるのです。
彼らのメッセージが歌になり、伝えようという想いがとても温かく心地よいメロディーを奏でるのでしょう。
何気ない日常だからこそ、大事な人に感謝を伝えるのも恥ずかしい…。
でも大切なことだから歌にして届けよう!という素晴らしい気持ちです。
back numberの歌詞に共感することは"幸せを感じる"そのものですね。
3位:わたがし
2012年、ランキング5位に入っている「青い春」のリリースより1つ前に発売されたのが「わたがし」です。
ちょうど7月にリリースされたこともあり、2012年の夏には各地の主要なFMラジオ局が「わたがし」をパワープッシュしていました。
アルバムでは3rdアルバム『blues』に収録されました。