ファンキーなベースラインで始まるも、なんとも言えない無力感が漂っています。

それでも感情的に歌うことなく、スガシカオの乾いた歌声が見事にマッチしていています。

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君の願いと ぼくのウソを合わせて
6月の夜 永遠を誓うキスをしよう
そして夜空に 黄金の月をえがこう
ぼくにできるだけの 光をあつめて 光をあつめて

出典: 黄金の月/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ

こんなにも超個人的なリアルな心理を言葉にした歌が他にあるでしょうか。

一部分だけを切り取れば一生を誓う恋愛ソングだけど、全体を通して聴けばそんな純粋な歌ではないことがわかります。

確かに、ピュアな気持ちのまま何かを続けていくことは難しいものです。

スガシカオはこの曲について、「わずかな希望にしがみついて生きていく曲」だと解説していました。

聴くだびに毎回解釈が違ってくる大名曲です。

第5位 ココニイルコト

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2001年リリース「Sugarless」収録曲。

SMAP提供曲のセルフカバーで、初めての楽曲提供曲でもあります。

映画監督の長澤雅彦監督は、この曲の歌詞にインスピレーションを受け、同タイトルの映画「ココニイルコト」を製作しました。

出演は真中瞳、笑福亭鶴瓶のほか、若かりし堺雅人も重要な役どころとして登場しています。

この曲がもちろん主題歌なのですが、ラストシーンでこの曲が流れる瞬間は、ファンならずとも鳥肌が立つほどの名シーンです。

第4位 8月のセレナーデ

たとえば君がいなくなってしまったら
たとえばネコやイモムシになってしまったら
メソメソと泣くよ
でもそのうち都合のいいネタにしてしまうかも

出典: 8月のセレナーデ/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ

付き合いたてのカップルが聴いたら全否定してしまうような歌いだしですよね。

でも、特に男性のかた、これってリアルな気持ちじゃないですか。

これを都合のいいネタにすれば、新しい人と付き合うきっかけになりますもんね!

スガシカオの曲には「○月」と度々見られます。

この曲の場合、最初は単なる「セレナーデ」というタイトルだったそうですが、「それじゃ物足りない」という関係者の声を受け、単純に8月リリースだったから「8月の」と加えたのだとか。

それなのに、8月の夜風の雰囲気を思わせるから不思議です。

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第3位 春夏秋冬

今日の勇気と 昨日のイタミを
同じだけ抱きしめたら
明日のあなたにぼくができること
ひとつくらい見つかるかな

明日に向かう意味を探して
ぼくら立ちすくむけど
大切なもの 守るべきもの
やっと少しだけわかったんだ

出典: 春夏秋冬/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ

日本テレビ系情報番組「NEWS ZERO」テーマ曲でした。

1日の終わりにこの曲を聴いて、ようし明日も頑張ろうと勇気づけられた人も多いと思います。

過去の失敗って忘れてしまいたくなるものですが、そのイタミも大事にすることで、大切な人の明日につながる、明日へ向かう意味というのは、大切な人を守ることなのかもしれませんね。

仕事って毎日辛くて疲れる、というのがリアルな本音です。

でもそれは大切な人のため頑張っているのだということに気づかせてくれたり、奮い立たせたりしてくれる1曲です。

第2位 Progress(Kokua)

世界中にあふれてるため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ・・・
あと一歩だけ、前に 進もう

出典: Progress/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ

NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」テーマ曲。

誰かの失敗にシメシメと思うことって正直なことでリアルだし、
そう思う自分ってキライって思うこともリアルな感情です。

自分が主人公のストーリーはまだまだため息や挫折だらけだけど、不器用ながらも夢に向かっていこうと思わせてくれます。

単なる挫折ではなく「甘酸っぱい挫折」というフレーズに思わずうなってしまいます。