4位:おしゃかしゃま/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
RADWIMPSの通算5枚目のアルバム『アルトコロニーの定理』に収録されている楽曲で、歌詞は全編哲学的な香りがします。
RADWIMPSの楽曲には神様や仏様などが登場することがよくあります。
「おしゃかしゃま」の世界観はアルバム『×と○と罪と』に収録された「実況中継」に通ずるものがあるでしょう。
この歌詞にグッとくる!
もしもこの僕が神様ならば 全てを決めてもいいなら
7日間で世界を作るような 真似はきっと僕はしないだろう
きっともっとちゃんと時間をかけて また きちっとした計画を立てて
だって焦って急いで 作ったせいで 切って貼って 作って壊して
出典: おしゃかしゃま/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
「おしゃかしゃま」は全編にわたって“なるほどなぁ”とうなずいてしまう言葉が散りばめられている楽曲です。
中でも上記でご紹介している歌詞の中にある“だって焦って~作って壊して”までは本当にその通りだと思えます。
この世界は調和している不調和の集合体という感じで、まだまだ不調和部分にほころびやひずみが多いですよね。
あなたが神様で世界を作ることができたら、一体どんな世界を作りますか?
3位:ふたりごと/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
2006年にリリースされた通算6作目となる「ふたりごと」は奥の深いラブソングです。
世界観としては「25コ目の染色体」などに繋がるような雰囲気で、人間の根源的な部分の繋がりを歌うような作品となっています。
歌詞には“2人の子ども”からの視点も登場し、物事のとらえ方が登場人物の視点によって変わるのもとても興味深いですよ♪
この歌詞にグッとくる!
今からお前に何話そうかな どうやってこの感じ伝えようかな
少し長くかかるかもな でもね 頑張ってみるよ
神様もきっとびっくり 人ってお前みたいにできてない
今世紀最大の突然変異ってくらいにお前は美しい
出典: ふたりごと/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
上記でご紹介している歌詞は作品の冒頭部分です。
この歌詞を初めて聴いた時、私は“親が子供に”色々なことを語って聞かせてやっているのだと思いました。
2人の心や魂がくっつきそうなほど近くなって、そして2人の間に2人の遺伝子を受け継いだ子供が生まれて……。
こうした過程をこんなに美しい言葉を重ねて話してもらえたら、きっと子供は自分の大切さに気付きそうですよね。
2位:なんでもないや/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎
日本中にムーブメントを起こした長編アニメーション映画『君の名は。』は、劇中音楽の全てをRADWIMPSが担当しました。
ここでご紹介している「なんでもないや」は、劇中の挿入歌として流れた楽曲です。
アルバムとしては2016年にリリースされた『君の名は。』という映画と同タイトルのサウンドトラックアルバムに収録されてます。
この歌詞にグッとくる!
君のいない 世界にも 何かの意味はきっとあって
でも君のいない 世界など 夏休みのない 八月のよう
君のいない 世界など 笑うことのない サンタのよう
君のいない 世界など
出典: なんでもないや/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎