三阪咲【私を好きになってくれませんか】歌詞の意味解説！あの子より私がいいところは？切ない心情を深読み

水平線の向こうへと気持ちを歌ったあの海で、主人公はついに一大決心をします。

砂浜に描いた文字も絵も、全ては波がさらっていってしまうけれど……。

ここで彼と過ごした時間は、決して消えることはありません。

そして、今日という1日を想い出にすることがないように、と主人公が紡ぐ精一杯の告白。

ありったけの勇気が詰まった言葉は、彼の心からも簡単に消えることはないでしょう。

波が今日をさらっても、また明日も、その次の日も同じ想い出を重ねられるように……。

そんな純粋な想いは、彼の中で小さな花を開くはずです。

今日初めて、主人公のことを意識するようになった彼。

2人の今後は、昨日よりも少しだけ明るいものになっていきます。

高校時代をそっくりそのまま歌詞にしたような「ピュア感」が印象的な三阪咲。

「繋げ！」には、学生時代を共にした仲間に伝えたい気持ちが詰め込まれています。

2度と経験することができない貴重な日々を、自分と共に過ごしてくれた大切な友達……。

改めて伝えるのは恥ずかしいけれど、それでもしっかり言葉にしたい想いに共感せずにはいられません。

また、恋愛ソングといえばこの人、といっていいほど絶妙なワードで恋心を歌う米津玄師。

「アイネクライネ」は隣にいる彼の大切さをかみしめながら、その儚さや貴重さに揺れる気持ちを歌ったもの。

幸せを感じれば感じるほどに、終わりを想像して悲しくなってしまうのが恋愛の怖いところともいえます。

しかし、やはり最後には運命ともいえる彼との出会いを思い返し、その手を強く握りたいと思うのです。

まっすぐな歌詞で紡がれるメロディーは、大人がどこかへ置いてきてしまった「純粋な恋心」でもありました。

恥ずかしさから想いを押し込めたり、空気を読んだりすることなく生きる本曲の主人公。

そんな恋愛がしたい、と改めて思わせてくれる1曲です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。