話題のミニアルバム「LADY BUG」に収録された楽曲
サプライズは映画「夏への扉」の主題歌
サプライズは、映画「夏への扉」の主題歌としてLiSAが書き下ろした楽曲です。
「夏への扉」はアメリカのSF作家でロバート・A・ハインラインが執筆したSF小説が原作。
タイムリープを主題とした物語で、1956年の発表から現代まで、非常に長い間愛されています。
友人の裏切りによりすべてを失い、無理やり未来へタイムリープさせられた主人公。
しかし諦めず困難に立ち向かう中で過去に戻り、やりたかったことを成し遂げる姿が印象的な本作品。
歌詞の中でも主人公が夢に向かって困難に立ち向かう姿が描かれています。
その他に「まだみたい未来」や「夏の光」と言ったワードが使われるなど世界観も感じられます。
サプライズの収録された「LADY BUG」は話題の楽曲満載
サプライズが収録されているミニアルバム「LADY BUG」。
こちらはLiSAのデビュー10周年という節目に発表されたこともあり、非常に豪華な内容です。
収録されている楽曲はB'zの松本さんやゆずの北川さんなど著名な方々との夢のようなコラボ。
そして初回限定版には、配信ライブの映像を収めた映像特典のDVDが同梱。
さらには10周年記念の豪華グッズを揃えた、プレミアム級の缶パッケージも用意されています。
臆病で慎重な主人公
下を向いて歩いてた もう何も壊さないように
少し背伸びをしていたのは 孤独に怯えていたせいかな
優しさに出会うたび うまく笑えなくて
呼吸を殺していたのに
出典: サプライズ/作曲:高橋浩一郎 作詞:LiSA
主人公は非常に臆病で何事も慎重な性格であることがここでわかります。
うつむきがちなのは、人を傷つけないように必要以上に気を使っていること。
背伸びしてでも周りに合わせているのは、嫌われたくないからでしょう。
周りに嫌われるのを必要以上に恐れ、無理をする性格が感じ取れます。
四行目にある優しさとは、人から向けられる期待や出会い。
うまく笑えないとは、うまく応えられないという不安です。
普通であれば微笑みかけられれば微笑み返すぐらい他愛もない話です。
ただ彼は、相手の期待に応えようとばかりしてしまう。
それがうまくできず、誰かを傷つけてしまいそう。
そんな風に不器用で、相手の期待が怖いから人とつながりを避けているのがわかります。
臆病な性格もあって自分から積極的に動けなくなっているのです。
キミが僕を強くしてくれる
どんなに眩しい 願いも超えていく
キミの サプライズが
夏の光が 胸を焦がすように
大丈夫だと 扉を開く
キミとなら みたいミライ
出典: サプライズ/作曲:高橋浩一郎 作詞:LiSA
主人公には大きな夢がある
そんな臆病な主人公には、ある願いがあります。
眩しく輝きすぎて、手の届きそうにない願い。
臆病な彼は、どうせできないだろうと諦めています。
それを叶えたくなるきっかけが、出逢いです。
キミが背中を押してくれる
そんな臆病な彼の前に「キミ」という登場人物が後押ししてくれます。
「キミ」については詳しく語られていません。
なのでここでは小説になぞらえて女性としましょう。
彼女がくれたサプライズ。
それは臆病な主人公が、自分の願いにも手が届くんじゃないかと心が熱くなるものでした。
サプライズはなにも突然起きるものやドッキリするものだけではありません。
繰り返しが続いていくだけだと思っていた日常を彩りあるものにする。
それが自分の自信につながってことが、彼にとってはサプライズなのです。
四行目にあるように夢への扉が開けるのではないかと期待に胸が膨らんでいます。
そしてこれから一緒に進んでいってほしいと思っている様子がわかります。