自分の未来は自分にしか決められません。

今必死に頑張っている人たちというのは、自分にしか出来ない行動で、自分だから訪れる未来を作っているんです。

自分と同じように生きられる人なんて一人もいない。

だからその想いを大切にというメッセージが「消さないで」という言葉に込められていますね。

諦めたのは誰かのせい?

時に僕らは傷ついて
繋がってみたり 流されたふりして

終わらせたのは誰だっけ
夢や希望の嘘を

出典: Voice/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa

上手く事が運ばないことに対して「まあ、そんなもんだよね」と周りと笑いあって誤魔化したり、「やめとけって言われたから」と言って諦めたり。

諦めた理由を環境や他人のせいにする姿って本当によく見かけます。

でも本当はどちらのせいでもないんですよね。

諦めるかどうかを決められるのは、自分しか居ないのですから。

立ち並ぶその中の一人
誰にも知られず流れる涙

選ばせたのも 決めさせたのも
誰にも必要とされないから

出典: Voice/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa

主人公が夢に破れて泣こうとも、他人からすればどうでもいいこと。

そんなのはよくある話で、人は他人にそれほど興味がないからです。

主人公の夢が叶うかどうかも、大半の人がどうでもいいと思っているでしょう。

それが自分にとって必要じゃないから、諦めさせるようなことを言うのです。

そんな自分のことに興味のない他人のせいにして、諦めてしまってもいいのでしょうか?

ねえ聴こえるよ 呼ぶ声がする
「ゴメンネ」と忘れた僕自身を
信じてみてよ 愛してみてよ
今より高く飛べるよ

出典: Voice/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa

自分を傷つけるのは自分自身。

上手くいかないことに対して、傷つくかどうかさえも自分で決めることが出来るからです。

他人のせいにして傷ついていた自分に「ゴメンネ」と謝る様子が描写されていますね。

一番大切な時間は

明日でもなく昨日でもない
今日の自分を好きでいたい

未来も過去も納得したい
今の自分を好きでいたい

信じてみてよ 愛してみてよ
大事なものはすぐ側にあるよ

出典: Voice/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa

2番のサビは1番と同じようなニュアンスなので、割愛してその後の続きへ!

今日をおろそかにしていて、希望に溢れた明日がやって来るなんてことはありません。

同じように、過ぎた昨日をいつまでも悔やんでいても今日が変わることはないでしょう。

昨日の失敗があるから今日頑張れる。

今日頑張ったらきっと素敵な明日がやって来る。

すぐ側にある大事なものとは「今」のこと。

今と言う時間の大切さがとうとうと語られていますね。

自分で決めたのなら何を選んでも正解


君は君で在るから
何したって良いんだよ
君が決める終わりだって始めだってあるから

君がいる世界なら
もうずっと離れないから
夢も嘘も愛も闇もずっとずっと忘れないでよ

出典: Voice/作詞:Takahito Uchisawa 作曲:Takahito Uchisawa

その行動がどんなものであっても、それは紛れもなく自分にしか出来ない選択。

だから何をするかよりも、どういう想いで臨んでいるかが大事なのです。

自分で決めたと胸を張って言えるのなら、諦めるのもかっこ悪いことじゃありません。

「もうずっと離れない」と言っているのは主人公の中のもう一人の自分。

自分の意志に問いかけることの大切さがここに表現されていますね。

「夢も嘘も愛も闇も」と明暗の言葉が入り乱れているのは、何を選んでも自分自身で決めたのなら正解だと表しているようです。

「Voice」とは紛れもない「自分の声」を表すタイトルだったのですね。

前向きなメッセージが込められているのは

今回はandropの「Voice」について、歌詞を中心に解説させていただきました。

彼らの楽曲はその完成度から、どうしてもサウンドに耳がいってしまいがちかと思います。

それももちろんandropの魅力ではあるのですが、歌詞もまた然り。

この曲のように、前向きなメッセージをたくさん紡いでくれています。

やはり「聴く人の生活に寄り添うような音楽」をという気持ちがそうさせるのでしょうか。

最後に、この曲が気に入ったという方にオススメのアーティストを紹介しておきます。

サイダーガールはそれぞれが一人でも活動していたこともあって、洗練されたハイレベルなサウンドを聴かせるバンド

きっと気に入っていただけるはずですよ!

サイダーガールの2ndアルバム「SODA POP FANCLUB 2」に収録される「サテライト」を紹介します。ストーリータッチで描かれるMVを考察。登場するあのセリフにも迫ります!