Aimer(エメ)
唯一無二の歌声を持つ女性シンガー
2011年9月にメジャーデビューを果たしてから、その歌声で多くの人を魅了してきたシンガー、Aimer(エメ)。
フランス語で「好き」という意味のアーティスト名を持つ彼女は、他の誰にも似ていないその「声」を個性として活動してきました。
その声の秘密は、子どもの頃に声帯を痛めた過去にあります。
父親の影響で幼少期から音楽に触れて育ってきた彼女は、15歳の時に歌唱が原因で声帯を痛め、一時期は治療のために声を出せない期間が続きました。しかしその時の声帯の傷から、特殊な揺らぎ方をする独自の声質を得ます。
現在もその傷をあえて完治させないことで、唯一無二の歌声を維持し、シンガーとして活躍しています。
幅広い音楽性でファンを魅了
Aimerの魅力は独特の歌声だけでなく、その声を最大限に活かして幅広いジャンルの音楽を奏でる多彩な表現力にもあります。
ロックだけでなくジャズやカントリーなどの大人な音楽から、今どきのJ-POPやアニメソングまで、どんな音楽でもその表現力を武器にそれぞれの曲のテーマを体現してきました。
どの音楽の中にも多彩な表情を見せるAimerの歌声があり、ジャンルの垣根を越えてひとつの世界観が描かれています。
Aimerのおすすめ曲をピックアップ
RE:I AM
「RE:I AM」は、2013年3月に発売された5枚目のシングル「RE:I AM EP」の表題曲です。
劇場版アニメ『機動戦士ガンダムUC』のepisode 6「宇宙と地球と」の主題歌となったこの曲は、Aimer自身初のオリコン週間チャートトップ10入りとなる6位を記録し、彼女の知名度が飛躍的にアップするきっかけになった曲です。
歪んだロックギターとシンセの併せ技が独特のきらびやかなサウンドを生み、Aimerの歌声がその中にシリアスな美しさを描きます。特にエモーショナルなメロディが爆発するサビは、広い宇宙を舞台にしたアニメの世界観を引き立てています。
蝶々結び
「蝶々結び」は、2016年8月にリリースされた11枚目のシングルです。楽曲提供とプロデュースをRADWIMPSの野田洋次郎が務めた作品としても話題になりました。
ピアノサウンドが印象的な切ないバラードソングで、Aimerの優しい歌声が心に染み渡ります。一転して感情の高ぶりを見せるサビでは、絞り出すように歌い上げる彼女の表情の変化が印象的です。
六等星の夜
「六等星の星」は、2011年9月発売のメジャーデビューシングル「六等星の夜/悲しみはオーロラに/TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR」の表題曲のひとつです。
しっとりとしたサウンドの中にも壮大な世界観が顔をのぞかせるバラードに仕上がっていて、この頃から既にAimerの雰囲気や個性が確立されていたことが分かります。