その気になったら凄いんだ、と
「やればできる」じゃ勝てっこない
出典: マシ・マシ/作詞:光村龍哉 作曲:光村龍哉
とても普遍的なことが歌われているサビ前の短いフレーズです。
アスリートだろうとミュージシャンだろうと共通すること。
「明日できることは今日やってしまおう」
口で言うのは簡単ですが実行に移すことが意外とできないんです...。
「もう疲れた」「眠たい」「時間がないから」
言い訳はたくさん浮かびます。
もし勝負の相手がこの気持ちでぶつかってきたら?
積み重ねた努力は血となり肉となり心と身体に根付きます。
どちらが勝つか?勝敗は明白です。
”マシ”を”増し”にするのは?
きみしだいです♪
あとはきみしだいです あとはきみしだい
きっと甘い甘いと嘆いても 違うよ違うと歌っても
あとはきみしだい きみしだい
出典: マシ・マシ/作詞:光村龍哉 作曲:光村龍哉
「天地ガエシ」との大きな差がサビで現れます。
ロックバンドとバレーボールの共通点を歌っている両曲。
勝ち負けにこだわるのも同じです。
「響け!」「探せ!」と鼓舞するような言葉を力強い声で歌った「天地ガエシ」。
対して「マシ・マシ」ではリラックスした声で「君しだいだよ」と語りかけています。
前者が尻を叩くような応援歌だったのに対しまるで背中をポンっと叩かれたようにエールを送る「マシ・マシ」。
そう、「今よりマシ」を「増し」にするのはあなた次第なのです。
NICOの心境の変化、と簡単にはいいたくありません。
とても理知的な応援方法だと思われるからです。
「やらされる」練習と「自分でやると決めた」練習ではどちらが高い効果を得られるかは明白だから。
同じフレーズでも「天地ガエシ」のような気迫のこもった楽曲なら違う意味を持っていたかもしれません。
これはNICOの進化といっても差し支えないのではないでしょうか。
誇り高く生きるには...?
今はゆとりもないし 悟るには早い
風の色 目に沁みる
ゆとりをもって 悟り詰め込んで
誇り高く生きたいのだ
出典: マシ・マシ/作詞:光村龍哉 作曲:光村龍哉
日々の練習の積み重ねで心も身体も疲労困憊です。
試合当日、身体が重くて思うように動けない。
スポーツ経験者は誰しも通る道です。
もしかすると様々なことに共通するかもしれません。
残業続きでヘトヘトになっている人。
受験勉強で徹夜続きの人もいることでしょう。
もちろんロックバンドも同様。
どうすればゆとりを持てるのでしょう?
チームスポーツなら答えは簡単です。
仲間を信じること。これしかありません。
培ってきた努力はみんな一緒です。自分に、そしてチームに誇りを持ちましょう。
バレーボール人口は女性の方が多いそうです。
経験者はお分かりでしょうがバレーボールは「仲間を信じること」が大切なスポーツ。
1つのミスが即相手の得点に繋がるスポーツは珍しいです。
見た目以上にハードなバレーボールを題材にした「ハイキュー!!」。
未経験のNICOにとっても曲作りに困ったことでしょう。
「マシ・マシ」は誰もが共感できるエールソング
アナタに、そしてアナタの大好きな人に聴いてほしい♪
あとはきみしだいです あとはきみしだい
きっと理想、願いを叶えるも 黙って明日を迎えるも
あとはきみしだい
あとはきみしだいです 全部きみしだい
きっと甘い甘いと云われても 違うよ違うと貶されたって
あとはきみしだい 迷うんじゃない
出典: マシ・マシ/作詞:光村龍哉 作曲:光村龍哉
だからこそNICOは普遍的なメッセージを「マシ・マシ」に込めたのでしょう。
心が折れそうになったとき、これほど優しく頼れるエールソングはありません。
明日を決めるのは自分しだいです。
毎日を頑張っているアナタに。
そしてアナタの大好きな人にもぜひおすすめしていただきたいです。
最後に
今回はNICO Touches the Wallsの「マシ・マシ」の魅力に迫ってみました。
今をより「マシ・増し」にするのはあなたしだいです。
世の中に溢れる応援歌。
どうせ応援されるなら優しく的確に応援されたいと思いませんか?
何かに負けてしまいそうなとき、「マシ・マシ」ならあなたを少しだけ勇気づけてくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。