日本武道館へ向かって「なりふり構わず足掻く」
2017年7月5日に発売された「AGAKU」はSuGの最後にリリースしたシングルです。
2017年9月2日に実施された日本武道館ワンマンライブを最後に活動休止、その後解散したSuG。
彼らがこの最後の舞台へ挑むために「なりふり構わず足掻く」という心強いメッセージが込められています。
日本武道館でのライブは彼ら自身「無茶だ」と分かっていながらも目標として掲げました。
そんな厳しい目標に向かってがむしゃらに突き進む様はまさに「足掻いて」いるよう。
10年に及ぶ活動の中での彼らは常に「足掻き」続けてきたとのこと。
「AGAKU」の中では過去の彼らを振り返りながら、将来の日本武道館へも「足掻き」続ける覚悟を感じさせます。
10年間で最高の曲
「AGAKU」が制作されたとき、メンバーは活動してきた10年間で最高の曲ができたと確信したそうです。
「綱渡り」だったり「がむしゃら」な今までを素直に表現した「AGAKU」。
SuGらしい等身大の歌詞は「彼らの伝えたい想い」そのものなのでしょう。
ギターの繊細なカッティングにピアノの音色が混ざり合った絶妙なサウンド。
そして彼ららしいキャッチ―なサビと、ダンス調なノリ。
どれをとってもSuGらしさ満載です。
PVも要チェック
バンドらしいカッコよさと、ダンスチューンらしいキレキレの動きが綺麗に混ざり合ってますね。
特にボーカル武瑠の動きが軽快で素敵です。
今までPOPな要素を詰め込んだPVが多かったSuG。
今回はPOPさは見られずバンドらしい「カッコいい演出一本」という印象です。
武瑠には笑顔で中性的なイメージがあったのですが「AGAKU」ではとても男前。
それだけ真っすぐにメッセージを伝えようとしているということでしょうか。
それでは気になる歌詞も見ていきましょう!
過去も未来もみなぎる「向上心」
今までも未来も、がむしゃらに突き進む
3-6-5-0 days から派生してく next phase
振り返る あどけない時代の face
理性 不携帯 掌 掴んだ pieces of dream with lots of scream
根拠なし pride 眼前 white out 道標は衝動
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
SuGらしいラップから曲は始まります。
アップテンポにのせてリズミカルにかましてくれますね。
「next phase」とは「次の階段」という意味。
次のステップへとどんどんと昇りつめたSuG。
ここでは過去のあどけない自分たちを振り返り、「これからも夢へ向かって突き進む」と宣言しています。
未来をつかみ取るため直観的に行動し、根拠のない自信を抱えながら、がむしゃらに叫んできた…。
この「scream=叫ぶ」という表現は「歌唱」を表現しているのでしょうか。
彼らの作品一つ一つは「成し遂げて見せる!!」という叫びのようなものなのだと思います。
10年の活動と日本武道館に向けた一貫性のある意思を確認できますね。
何が何でも「前」へ
ほら STEP STEP STEP STEP
どうせ倒れるなら前へ 病的な挑戦欲求
飽くなき魂が魅せた物語は
喜劇かそれとも悲劇か
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui
すごくカッコいい表現ですね。
どうせ力尽きて倒れるとしても「前へ」倒れてみせる。
ほんのわずかでも不格好でも、何が何でも「前へ」突き進んでみせるという根性があります。
自分たちの進む道の先は「ハッピーエンド」か「バッドエンド」か分からない。
それでも前進することを魂が求めている。
これだけ大きな原動力をもって目標へ頑張ることができるのは素晴らしいですね。
みなぎる向上心
ひとよりも欲張りだから
まだまだ叶えたりない夢ばかりだな
出典: AGAKU/作詞:武瑠 作曲:yui