HADASHi NO STEPはどんな曲?
ドラマ「プロミスシンデレラ」の主題歌
「HADASHi NO STEP」はドラマ「プロミスシンデレラ」の主題歌です。
「プロミスシンデレラ」は主人公の早梅が、夫の浮気が原因で家出。
そのさきで高校生の壱成と出会い、ドタバタ劇に巻き込まれていくという内容です。
ちょっとネタバレすると、彼への借金を返済するために鉛筆の出た目で次の行動が決められる。
そんな状況に追い込まれた主人公のまさにリアル人生ゲームです。
ちなみにタイトルの裸足やステップという言葉が、主人公のなにもない状況や性格の気丈さを表しています。
はねたリズムで軽快なステップ
「HADASHi NO STEP」ははねたリズムで楽器と踊るような歌が印象的です。
ちょっと不安げなイントロから始まる楽曲は、歌が入ると一転、カラッと明るくなります。
まるで今から舞台が始まるようなドキドキが感じられる展開です。
そんな跳ねるリズムに軽快に乗ってくるLiSAの歌声は強くて優しく、まるで舞台の主人公のよう。
強く生きる
強がりな主人公
しくじったな 涙を見せちゃった こんな私キライ
いじっぱりだとしても じぶんに負けたくないや
出典: HADASHi NO STEP/作曲:田淵智也 作詞:LiSA
強がりな主人公の一面がここで見えます。
失敗したり怒られたりしたとき素直につらいと思えれば楽ですが、彼女はそんな感情は認められません。
それは自分に負けた気がしてしまうからです。
だからこそ、涙が出てきてしまった自分を認められないのでしょう。
いじっぱりだといわれても、自分の弱い部分を見られたくない。
そんな自分を強く見せたいと思う彼女の一面が垣間見れます。
まだ気づけていない夢
しかめっつら 照りつける日差しはこちらを睨んでる
ポケットに まだ膨らまない夢が詰まったまま
出典: HADASHi NO STEP/作曲:田淵智也 作詞:LiSA
彼女の弱気な部分がここでは話されています。
照りつける日差しは本来とても気持ちがいいもの。
でもそんな日差しがにらみつけているように感じるほど、彼女の心は荒んでいる。
しかめっつらをしているのは彼女の心なのです。
それは彼女が押さえつけてしまった、膨らまない夢のせい。
強がっている彼女は、同時に本当の想いを押さえつけてしまっているのです。
一体ポケットには、どんな夢が隠れているのでしょう?
気がつけば大人と言われる
黒い髪 季節の香り
楽しいことばっか思い出して
急に妙に年をとった気分
だから今日を大事にしなきゃ
出典: HADASHi NO STEP/作曲:田淵智也 作詞:LiSA
時間はなぁなぁで過ぎていってしまうもの。
だからこそ大事にしなければなりません。
黒髪が基本の学生時代。
季節ごとに行事があったり、わくわくすることが多いです。
それは精一杯日々を生きていたから。
あのときは楽しかったなんていってると、年月が過ぎるのはあっという間。
仕事・家事・雑務。
気がつけばあっという間に大人といわれる歳になって、あの頃の気持を忘れてしまいます。
大人になると、自分で拾いにいかなければ「楽しいこと」は見つかりません。
だからこそ、今日を楽しい日と大事にしようと思うのです。