「耳をすませば」でお馴染みの「カントリー・ロード」の原曲は?
原曲は1971年にアメリカで発売
「カントリー・ロード」の原曲はアメリカのポピュラーソング「Take Me Home,Country Roads」というもの。
「Take Me Home, Country Roads」は、アメリカ合衆国のポピュラー・ソング。ジョン・デンバーの歌唱で1971年に発売され、ビルボードで全米2位の大ヒットとなった。作詞・作曲は、ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバートによる共作。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/故郷に帰りたい
これをリリースしたジョン・デンバー氏はフォークソング歌手。
70年代、盛んだったフォークソングシーンを支えた中心的人物です。
原曲の雰囲気は「耳をすませば」のバージョンとはまた趣が違いますよ。
カントリーミュージックの要素が強く、アメリカ人らしく陽気なイメージが湧きます。
それでいてどこか切なさを含んでいるところが郷愁を感じさせ、大ヒットとなったのでしょうね!
ウェストバージニア州州歌に!
歌詞に繰り返しウェストバージニア州が登場することから、同州の代名詞的な楽曲ともなっている。2014年に公式にウェストバージニア州の4番目の州歌となった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/故郷に帰りたい
「耳をすませば」のバージョンには出てきませんが、原曲では「ウェストバージニア」という地名が何度も登場。
1971年のリリースから30年以上も経った2014年にウェストバージニア州の州歌となっています。
州歌に選ばれたのも実はごくごく最近の話なんですね。
これは当時の人だけではなく、今の若い人の間でも知名度が高いことを物語っています。
それだけ長く多くの人に愛されてきたということですね!
世界に轟く名曲
「Take Me Home,Country Roads」が名曲であることを裏付けるのはこれだけではありません。
アメリカ国内では数多のアーティストがこぞってカバー。
その勢いは留まることを知らず、国外へも広がっていきます。
驚くのはその早さです。
日本の夫婦デュオ、チェリッシュはなんと発売と同年にカバーを収録した作品を発売。
イギリスでも3年遅れてオリビア・ニュートン=ジョンがカバーしました。
これだけ短期間であらゆる国のアーティストにカバーされるというのは、今考えるとただ事ではありません。
まさに70年代、世界的にムーブメントを巻き起こした1曲だと言って過言ではないでしょう。
原曲とは歌詞が違う?
「耳をすませば」の「カントリー・ロード」は原曲とは歌詞の意味がかなり変わっている様子。
原曲にはアメリカの地名もたくさん出てきますし、日本人からすると少し距離を感じてしまいます。
これを考えると訳詞が大きく変わってくることにも頷けますね。
しかし、理由はそれだけではないのではないでしょうか。