映画「もののけ姫」はモンスター級の人気を誇っています!
「もののけ姫」ってどんな映画?
興行収入193億円と20年以上経った現在でも日本映画界において上位に君臨し続ける超人気作品。
「もののけ姫」。
数あるスタジオジブリ作品の中で筆者が一番好きな作品です。
宮崎駿の真骨頂と言っても過言ではないこの作品は日本のみならず海外でも大人気となりました。
人間の子として生まれながらも山犬に育てられ山犬として生きてきたヒロインのサン。
村に現れたタタリ神を退治する際に不運にも「死の呪い」を受けてしまった主人公アシタカ。
「生きる」事をテーマにそれぞれが足掻きながらも解り合おうとする物語です。
アシタカはおそらくまだ10代です。
呪いを受けた事によって命がどんどん短くなっていきます。
命が続く限り、広い世界を見て呪いを解く方法を探す。
もう村には戻らないという覚悟で故郷を離れるのです。
サンがいる森までたどり着くまでに、様々な人々と出会い、時には命を狙われ…。
それでも自分のことよりも誰かの事を優先する紳士的で誠実な姿が見て取れます。
とにかく、アシタカはカッコよくていい奴なんです!
もののけ姫の名言
「もののけ姫」では多くの名言が生まれましたね。
一番良く知られているのが「黙れ小僧!お前にサンが救えるか!」です。
もののけ姫を見た事がなくても、このフレーズだけは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このフレーズを探しながら、まだ見た事が無い方は是非是非見てほしい作品です!
主題歌「もののけ姫」を歌う米良美一ってどんな人?
女性の様な高く透き通る歌声
米良美一は日本を代表するカウンターテナー歌手です。
発症率が3万人1人といわれる難病、先天性骨形成不全を患っています。
その病気が原因で幼い頃から骨折を何度も繰り返していたそうです。
そんな中でも歌う事の楽しさを知り、音楽大学にトップの成績で入学するほどの実力の持ち主です。
学生の頃に知った松田聖子に憧れ同じ音域で歌う努力をした結果…。
女性並みの高い音域出せるようになったそうですね。
そして、世界的にも認められるカウンターテナー歌手になったわけです。
主題歌「もののけ姫」ってどんな曲?
心の底からリラックスできる落ち着いた音色
「もののけ姫」は目を閉じて聴いていると、森の中にいるような気持ちになれます。
どこか懐かしいようなそんな気持ちになれる楽曲です。
途中聞こえてくるハープの音色がとてもクリアで綺麗な世界を表現しています。
米良さんの透き通るヴォーカルがやさしく包み込んでくれ、不思議な世界へ誘われそうな感覚になるのです。
2番は歌詞が無く、メロディーラインを「Uh~」や「Ah~」でなぞっています。
歌詞が無い事でさらに聴いている自分がもののけ姫の舞台の中にいるような感覚になれるのです。
この楽曲は映画の中でもエンディング曲として使用されています。
エンディングは「もののけ姫」のあとにヴォーカルの無い「アシタカせっ記」が流れ締めくくられます。
映画の最後の最後であるエンディング曲まで心を揺さぶってくるのが映画「もののけ姫」なのです。
「もののけ姫」の歌詞は映画とリンクする?
アシタカの想い
この後紹介する「もののけ姫」の歌詞を見ると、誰かの目線で歌われているのがわかります。
これは映画の主人公であるアシタカの気持ち歌ったのではと言われています。
確かに歌詞を追っていくと、映画のシーンが思い浮かぶところが多くあります。
まさに映画とリンクする歌詞になっているわけです。
「もののけ姫」の映画内でアシタカは故郷を離れ、様々な人たちと出会い向き合っていく姿が描かれています。
そんな中で成長するアシタカの気持ちが「もののけ姫」の歌詞に表現されていると感じました。