大ヒットした『崖の上のポニョ』!
映画と共に大ヒット!
作曲は名匠・久石譲!
『崖の上のポニョ』の作曲をしたのは、ジブリ映画ではお馴染みの『久石譲』さん。
作風は幅広く、スケールの大きい曲から『ポニョ』のようにかわいらしい曲まで。
印象的なメロディーは例え、インストゥルメンタルの曲であっても健在です。
久石譲さんがすごいのは、作品にぴったりの曲を作ること。
作品を引き立てる名曲が多いことです。
『天空の城ラピュタ』の名シーンを思い返す時、自然と『君をのせて』を必ず思い出す。
本編を損なうことなく、むしろ魅力を引き出している。
なかなか真似することのできないところだと思います。
久石譲さんのこの技能は『ポニョ』においても発揮されています。
作詞者『近藤勝也』とは?
『崖の上のポニョ』の作詞を担当したのは「近藤勝也」さんです。
彼はミュージシャンや作家などではありません。
『崖の上のポニョ』の作画監督を務めていた人物です。
フリーのアニメーターですが、ジブリ映画には『天空の城ラピュタ』から関わっています。
『魔女の宅急便』ではキャラクターデザインも担当しているんですよ。
ジブリ映画のファンの方は良くご存知かもしれませんね。
実は、ポニョの作画モデルは近藤勝也さんの一人娘なんだとか。
娘さんの姿を思い浮かべながら作詞したのかもしれませんね。
実際、『ポニョ』という曲のコンセプトは、父娘2人が歌っているイメージだったそうです。
歌っているのは?
ユニット『藤岡藤巻』
3ピースバンド『まりちゃんズ』のメンバー藤岡孝章さん、藤巻直哉さんが結成したユニットです。
ニコニコ動画視聴者には「死ね!バレンタイン・デー」が有名ではないでしょうか。
チョコレートをもらえない「負け組」の男性の恨みがこもった一曲となっています。
この曲を題材にしたMAD動画が、ニコニコ動画内で人気を得ることに。
『崖の上のポニョ』のイメージで聴くとショックを受けてしまうかも!?
元々、『まりちゃんズ』時代から過激な歌詞が多く、放送禁止になってばかりだったとか。
そんな『藤岡藤巻』が『ポニョ』で大ヒットを飛ばしたのは面白い事実ですよね。
人気子役・『大橋のぞみ』
3歳から子役として活躍していた「大橋のぞみ」さん。
『崖の上のポニョ』を歌ったことで一躍有名になりました。
その後はテレビドラマ『白い春』、『ザ・クイズショウ』、『ハガネの女』などに出演。
子供らしい自然なかわいさで大人気となります。
『ポニョ』のヒットを受けて、2008年、2009年と続けて『NHK紅白歌合戦』にも出場。
2012年には学業優先のために芸能界を引退しています。
オーディションで『ポニョ』の歌手に抜擢された大橋のぞみさん。
選ばれた理由は「子供らしい歌声」だったことなんだとか。
決して歌が上手いわけではなく、「音痴」なことが大事と宮崎駿監督は語っていました。
結果、『崖の上のポニョ』は大ヒット。
色んな番組でこの曲を披露した大橋のぞみさんは、最大の功労者かもしれません。
映画『崖の上のポニョ』の内容をおさらい!
「生まれてきてよかった。」
5歳の保育園児「宗介」はある日、不思議な魚の女の子「ポニョ」と出会う。
二人は恋に落ちるが、ポニョは海の女神の娘だった……
童話「人魚姫」をモチーフとしたお話です。
最後はポニョと宗介が結ばれるハッピーエンド。
2004年の『ハウルの動く城』以来の宮崎駿監督作品として注目されていました。
しかし、公開当時は賛否両論。
ストーリーが理解できないという声も。
ただ、洪水シーンの演出など映像美は評価が高いです。
これまでとは違った作風に戸惑いを感じた観客が多かったようですね。
最終的には主題歌ともども大ヒット。
『もののけ姫』に次ぐ興行収入を得ました。