名曲『さんぽ』!
2018年に発表から30周年を迎えた!
今回は映画『となりのトトロ』のOP曲『さんぽ』をご紹介します。
誰もが口ずさむことができる『さんぽ』は今も親しまれている名曲の一つです。
日本に住んでいる方なら、幼少時に1度は歌ったことがある曲でしょう。
なんと、『さんぽ』は1988年に発表された曲なのです!
2018年で30周年を迎えたこの曲に、改めてせまってみようと思います。
懐かしい動画も載せていますので、どうぞ最後までご覧ください!
久石譲の作曲
1984年公開の『風の谷のナウシカ』から2013年公開の『風立ちぬ』まで…
ジブリ映画がこれだけ世の中に多くの支持を得ているのは久石さんの力も大きいです。
アニメ作品だけでなく、北野武監督の映画作品でも活躍されています。
オーケストラを使った壮大なスケールの曲から、『さんぽ』のようにかわいらしい曲もあります。
作風の幅が広い方ですが、共通するのは印象に残るところではないでしょうか。
一度聴いただけで、その曲を頭の中で再生できるほどです。
それは例え、インストゥルメンタルの曲であっても共通しています。
子供向けの作品の曲であったとしても、無視できない力があるのです。
久石さんはゲーム作品『二ノ国』シリーズにも参加しています。
スタジオジブリが制作に関わっている作品なのでジブリが好きな方は楽しめるでしょう。
著者が個人的におすすめしたいのは久石さんが作曲で参加した『天外魔境II 卍MARU』というゲームです。
OP曲『宇宙空間』やフィールド曲『Lマップ』は隠れた名曲なので、是非聴いてみてください!
特に『Lマップ』はトトロの雰囲気に近い曲なので親しみやすいと思います。
井上あずみさんが歌っている!
暖かい歌声の持ち主!
『さんぽ』を歌っているのは歌手『井上あずみ』さんです。
初期のジブリ作品には多く関わっている方です。
1986年、宮崎駿監督のアニメ映画『天空の城ラピュタ』のエンディングテーマ「君をのせて」と、次作『となりのトトロ』では主題歌「となりのトトロ」およびオープニングテーマ「さんぽ」を歌唱。また、翌作の『魔女の宅急便』では挿入歌『めぐる季節』『魔法のぬくもり』の2曲を歌唱する。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/井上あずみ
透き通った美しい歌声の井上あずみさんですが、普段の声は明るく健康的な声なのだそうです。
『となりのトトロ』、『さんぽ』はそんな井上さんの一面も反映しているのかもしれません。
現在はご本人名義での活動はあまりされていないようです。
娘である歌手『ゆーゆ』さんのサポートに徹していらっしゃいます。
前述の『天外魔境II 卍MARU』ではヒロイン『絹(きぬ)』役として声優を務めたこともあります。
はかない消え入りそうな美少女、絹を見事に演じていました。
作詞者は誰?
ここで、あまり知られていない作詞者についても触れようと思います。
『となりのトトロ』は宮崎駿監督が作詞していますが、『さんぽ』は誰が作詞しているのでしょうか?
正解は、中川李枝子(なかがわ りえこ)さんという児童文学作家の方です。
『いやいやえん』や『ぐりとぐら』など、有名な絵本の作者です。
『さんぽ』以外にも童謡の作詞を何作も手掛けています。
普段から子供が喜ぶお話を書いている方が作詞したからこそ、『さんぽ』は長年愛される曲となったのでしょう。
『となりのトトロ』のイメージソング集でも『まいご』や『ねこバス』といった曲などを作詞しています。
ジブリの名作『となりのトトロ』の曲です!
「このへんな生きものは まだ日本にいるのです。たぶん。」
『さんぽ』は『となりのトトロ』のOP曲でした。
小学生のサツキとメイが農村に引っ越したことで、色んな体験をするお話です。
森の主トトロとの交流、姉妹の成長が描かれています。
子供向けと思いきや、大人になってから見直しても発見のある作品です。
サツキたちを取り巻く大人たちのなんと優しく、思いやりのあることか…
自分はこんな大人になれているのだろうか。
子供に対してこんな風に接することができているのだろうか。
愛する子供達と過ごせないお母さんはきっと辛いだろうな…
きっと宮崎駿監督はそんな意図はないのだろうと思います。
それでも、大人になってから観ると別の視点で観てしまうでしょう。
もちろん、トトロやねこバスにワクワクして、童心に返る楽しさも体験できます。
夏休みにおじいちゃんおばあちゃんの家に訪れた時のことなども思い出しそうです。
子供にはワクワクする気持ちを、大人にはノスタルジックな気持ちを呼び起こす名作だと思います。