羽虫と自販機←このタイトルの意味は?
切っても切れない関係を表したタイトル
タイトルの意味に関しては各々の解釈があると思いますが、筆者はこれを「魚と水」のようなものなんじゃないかと感じました。
夏の夜のライトがついた自販機って、どこも羽虫が寄っていますよね。でもそれって自販機はライトが灯されるようにプログラムされているだけですし、羽虫は本能で光に集まるだけなんですよ。
羽虫も自販機も一緒にいたいと思っているわけではないです。
羽虫と自販機の歌詞はそんな感じで「羽虫と自販機のように特別な想いがなくても一緒にいることが当たり前な関係である(でありたい)」ということを思い返して表している楽曲じゃないかと感じました。
めちゃくちゃ親密な関係を表す魚と水ということわざがありますが、そんなことわざをKANA-BOON風に表現したタイトルなのではないでしょうか。
KANA-BOONの等身大な恋愛ソングはほかにも!
眠れる森の君のため
眠れる森の君のためは彼女と別れたバンドマンが、自分の夢の成功と合わせて彼女への想いを歌い上げる楽曲となっています。
すこし妄想的な要素もある女々しい歌詞となっていますが、感傷的なメロディーと歌声も合わさってこちらもグッと心に響く名曲です♪
さくらのうた
さくらのうたは別れた彼女への想い、後悔を疾走感たっぷりに歌い上げる楽曲です。
曲調自体は明るいのに歌詞は後悔たっぷりと、別れの季節だけど明るさも感じる春っぽさ全開な楽曲ですね!
KANA-BOONの恋愛ソング、その共通点は
羽虫と自販機を初めとしたKANA-BOONの恋愛ソングを聴くと、曲調や歌詞の状況こそ違うものの共通点があります。
それは、どの楽曲も「100%前向きなものはない」こと。どの曲も暗い部分があるわけですね。
恋愛はいいこと・楽しいことばかりではない、という事実を包み隠さずストレートに歌っています。こうした共通した作風がファンの心に響き続けてるのではないでしょうか!
最後に
羽虫と自販機の歌詞全体を改めて考察すると、この曲は「うまくいかないこともあるけど、想えば想うほど恋人が大切な存在だったことに気づいた男性」を表現した楽曲なんだと思います。
もし恋人とケンカしてしまったときとかに、聴いてほしい曲ですね!
KANA-BOON【ないものねだり・step to you・生きてゆく】の3部作ラブソングを徹底解釈 - otokake(オトカケ)
人気邦ロックバンドであるKANA-BOON。 今回はそんな彼らの知られざる恋愛長編ストーリーについて考えてみました。
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KANA-BOONの春ソング「さくらのうた」の歌詞を紐解く - otokake(オトカケ)
2013年メジャーデビュー。その翌年には、地元、泉大津フェニックで初の野外ワンマンを大成功させ、邦楽ロック界の、若きトップアーティストとなった、大阪発の4ピースバンドKANA-BOON。今回は勢いよく、前に進み続ける彼らの原点とも言える、インディーズアルバムの中に収録されている「さくらのうた」を紐解きます!