テレビアニメ「ねこねこ日本史」のオープニングテーマに選ばれた1曲。
今回のアルバムには合計で4曲もアニメタイアップが含まれているという点にも驚かされます!
メジャーデビューから2年にして彼らの名前もかなり広まってきているということですね。
楽曲はバウンスするバンドと柔らかなメロディが優しい「ザ・歌モノ」。
変に捻らず真っ直ぐに染み込んでくるサウンドが心地良いですよ。
この歌が道しるべになる
辛い時に限って 怖い夢をみたり
もがいてるのに進まなかったり
世の中のスピードに合わせなくても
君が君であることに変わりはない
笑って 君の気がすむまでさ
顔を上げればそこにあるのは道
泣いて 僕はここにいるから
きっと僕ら大丈夫
ずっと歌っているから
出典: ポラリス/作詞:森良太 作曲:森良太
生きていれば失敗することもあれば、周りと上手くやれないことだってある。
そんなことで自分の価値がないだなんて思わないでほしい。
泣きたいときには思い切り泣いて、笑いたいときには思い切り笑って、自分の思うように生きてほしい。
僕がいつでも傍にいるから大丈夫。
ポラリスは北極星のこと。
道に迷ったときに北極星のように道しるべになる、そんなメッセージが込められているのですね。
04.カフネ
こちらはメジャー3rdシングル、そしてアニメ「3月のライオン」第2シリーズのエンディングテーマとなった楽曲ですね。
哀愁を湛えた劇的なイントロから始まったかと思えば、以降はおぼろげで優しい雰囲気のメロディが続きます。
サビで聴かせる裏声を交えたそれはストリングスの響きもあって甘美な印象。
これだけでも十分曲として成立するのですが、イントロで見せた劇的な雰囲気が楽曲後半のCメロで再び登場します。
「あのイントロはここに繋がる伏線になっていたのか!」と腑に落ちる感覚がまた心地良いんですよね。
今までを振り返ることがまた力をくれる
いつのまにか 一人きり 遠くまで歩いてた
忘れてた 本当の僕の声 不思議な気持ちで
長い夜の 明けたあと 思い出す夢のように
懐かしい 永遠に身を委ね また歩き出せそうだ
出典: カフネ/作詞:森良太 作曲:森良太
「ここまで歩いて来たんだ」という事実がまたその歩みを進めさせる。
そんなことが歌われるこの部分の歌詞。
一心に走っていると自分が何のためにそれをしていたのか、見失ってしまうときがあります。
そんなときは、今までの自分を振り返るのも良いのかもしれませんね。
05.Sunny side up
ミニアルバム「SUNNY SIDE UP」にも収録されているこの曲ですが、程なくして今回のアルバムにも再収録となりました!
テレビアニメ「兄に付ける薬はない!」の主題歌としても話題を集めた1曲ですね。
ご機嫌なカッティングギターが耳に残るイントロを聴いて、ストレートなロックナンバーかと思いきやそれも早計。
Bメロではボサノヴァ風のお洒落なアレンジが、ロックの疾走感はそのままに表現されます。
これがなんとも不思議な響きで「こんなのあんまり聴いたことないぞ」と惹き付けられてしまいました。
肝心のサビも意表を突いたようなリズムアプローチ。捻るときはとことん捻ってきますね!
メロディは海辺にそよぐ潮風のような爽やかなイメージになっています。
一緒に居るのが一番楽しい!
銘々今を楽しめばそれでgood good
言葉になんかしなくてもいい
二度と無い今日を忘れないように
何気ない日々もいつか夢に
なんだかんだ今日も一緒に笑ってた
出典: Sunny side up/作詞:森良太 作曲:森良太
06.boys
Amazonプライムビデオで独占放送されているドラマ「紺田照の合法レシピ」のオープニングテーマとなっているこの曲。
アニメ以外にも続々とタイアップが出てきますね!
高速のアプローチにも勢いを殺さないドラムに呼応するかのような、マシンガンを思わせるカッティングギター。
ヒリヒリと攻撃的なイントロは前作アルバム「パトスとエートス」で見せたイメージを彷彿とさせるもの。
訴えかけるようなサビ部分は後半キーを上げた転調を見せ、さらに力強く押し寄せてきます。
この部分で聴かせる高揚を湛えたように動き回るベースフレーズもまた絶品です!