「キラーボール」は「ゲスの極み乙女。」がメジャーデビューするきっかけとなったヒット曲
「キラーボール」は発表後2カ月で100万回を超える動画回数に
「ゲスの極み乙女。」の「キラーボール」が収録された2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』が発売された時、彼らはまだgesukiwa recordsというインディーズレーベルとの契約を結んでいました。
現在ではその高い音楽性で評価されている「ゲスの極み乙女。」ですが、当時はまだまだ知名度も低く、その音楽はあまり知られていなかったのです。
ところが「キラーボール」の動画が視聴できるようになってからは一気に注目を集め、ワーナーミュージック・ジャパンの傘下のunBORDEと契約を進めるきっかけとなりました。
2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』は第6回CDショップ大賞入賞作品
「キラーボール」を含め「餅ガール」「ゲスな三角関係」など計8曲が収録されたミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』は、6回目のCDショップ大賞に入賞したことでも、話題を集めました。
CDショップ大賞とは、全国のCDショップで働くCDショップ店員によって投票される日本の音楽賞のこと。
この音楽賞は、メジャー、インディーズの枠にとらわれず店頭から全国に発信できる音楽を選ぶことで、過小評価されている音楽に光を当てる目的で作られました。
このCDショップ大賞の投票をするのは、CDショップの店員たちで、アルバイトやパートの店員も含まれています。
このため、CDショップ大賞は新刊を扱う書店の店員が選ぶ本屋大賞の音楽版とも言われているのです。
思わず一緒に踊りたくなる「キラーボール」のMVの内容とは
インディーズレーベルから発売された曲にもかかわらず、圧倒的な動画視聴回数を誇り、インディーズ時代の「ゲスの極み乙女。」を代表する曲とまで言われる「キラーボール」。
そのMVはいったいどんな内容なのでしょうか?
冒頭は抜群の美貌を誇るドラマーほないこかの色気に惹きこまれる
「ゲスの極み乙女。」のメンバーのドラマーほな・いこかは、その美貌で「ゲスの極み乙女。」を有名にしたと言われるほど、注目される人物。
シンプルでつややかな黒髪、クールなまなざしは日本人だけでなく、海外の人にも多くのファンを集めています。
ライブでもSキャラを演じることが多く、バンド内でも「いこか様」と呼ばれて親しまれています。
その可愛らしい外見に反して、力強いロック・ドラムを演奏するので、そのギャップに惹かれるという人も多いでしょう。
いこか様の演技部分は、MVのところどころに散りばめられてあるので、ぜひその美貌を確かめてください。
メンバーの高い演奏技術にも注目
「キラーボール」の間奏に挿入されているショパンの「幻想即興曲」。
画面が切り替わり、まるでピアノリサイタルのようは雰囲気の中、「幻想即興曲」を演奏しているのは、 「ゲスの極み乙女。」のピアノ、キーボード担当ちゃんMARIです。
曲の中に「幻想即興曲」を挿入する発想もすごいですが、何よりもそれを演奏してしまえるちゃんMARIの技術も素晴らしいです。
彼女は4歳からクラシックピアノを始めたという本格派。
短大の音楽作曲家コースで音楽理論を学んだと言うのですから、その技術が本物であることがわかります。
「ゲスの極み乙女。」のメンバーの中で、正統派クラッシックを演奏するちゃんMARIをおちょくるといったシーンも、ファンが良く見かける風景です。
一見堅苦しく見えるクラッシックですが、うまく自分たちの音楽と融合させて曲に仕上げているところは、やはり才能を感じますね。
実はボーカル川谷絵音の実体験が元になっている!?キラーボールに込められた歌詞の意味とは
この曲の舞台は、ミラーボールが飾られているディスコ。
薄暗いディスコの中では、ミラーボールを中心に華やかに光が回転し、みんなが夢中になって踊っています。