レコーディングあれこれ

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レコーディングといっても、目的によってその方法や料金もさまざま。

機材やデジタル技術が進歩する中、デモテープやオーディション応募用テープといったPR音源では自宅録音を行う人が増えているものの、やはりスタジオで録音したものは一味違います。

もちろんライブ会場で販売するCDなどのレコーディングとなれば、当然スタジオを利用してクオリティの高いものを作りたいですよね。

スタジオにおけるレコーディングでは、主に以下のパターンが多く見られます。

セルフレコーディング

自分で機材を持ち込んだりスタジオ機材をレンタルして、自由にレコーディングする方法です。

スタジオ使用料および機材レンタル代がかかります。

エンジニア付レコーディング

スタジオのエンジニアスタッフのサポートのもと、レコーディングを行う方法。

スタジオ使用料や機材レンタル代のほかに、エンジニア料金が必要になってきます。

またエンジニア料込のトータル料金体系になっている場合も多いです。

スタジオにかかるコストについて

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スタジオの料金体系

スタジオによってさまざまですが、たいていの場合は時間ベースまたは1日ベースでの料金設定になっています。

1日ベースの多くは12時間前後が目安で、「ロックアウト」といってスタジオを借り切ってしまうシステムが人気

1時間20,000円~、ロックアウトで200,000円~あたりが、メジャープロが使うスタジオの相場といったところでしょうか。

アマチュアミュージシャンの場合は、5,000円/時やロックアウトで50,000円くらいを目安にするとよいでしょう。

ただこれらの数字はあくまで一例。スタジオの料金というのは機材やエンジニアの質、それから広さや立地条件をはじめ、多様な要素がからむことで大きく変わってきます。

またスタジオごとに平日割引や特定の時間帯の割引設定など、いろいろなサービスを提供しているところもありますので、それらを上手に活用するとコストをおさえることができます。

コストを考えるなら総合的な判断を

またスタジオレコーディングを検討する際には、スタジオ代のほかにも交通費をはじめ色々なコストがかかってきます。

駐車場代や電車賃をはじめ諸経費を含めたトータルコスト、さらにバンドの場合は人数割した際の1人あたりのコストも考慮しつつ総合的な判断が必要になってきます。

そもそもレコーディングする曲数によってスタジオをおさえる時間も変わってきますので、録音曲数や参加人数など基本的な条件をしっかりと整理したうえで、コストの算出とスケジュール調整を進めていきましょう。

高いスタジオはどこが違うのか?

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スタジオの料金設定が他とくらべて高い場合、一般的に考えられる理由としては広さ、設備、機材、エンジニアが違うという点ではないでしょうか。

高いスタジオ=良いスタジオとは限りませんが、どんな要素から料金が高くなってくるのか簡単に見てみましょう。

広さ

スタジオは広いほど値段が高くなる傾向が見られます。

レコーディング利用の際にはバンド人数や楽器、持ち込む機材などによっては相応のスペースを確保する必要があります。

設備

スタジオ設備というのは、主に防音遮音音響といった点に重きがおかれています。

これらの設備にかかる費用は非常に高価で、ブースの広さや数に応じてどんどん経費がかかってくるわけです。

防音性が高い、音がクリアに録れるなど充実した設備をそなえたスタジオは、どうしても料金が高くなってきます。