松任谷由実ってどんな人?

「リフレインが叫んでる/松任谷由実」の歌詞に込められた想いとは...?!名曲を○○たちがカヴァー!の画像

美大出身、生粋のアーティスト

ユーミンの愛称で知られる松任谷由実さんは、1954年1月19日に、東京都八王子市にある老舗呉服店の次女として生まれます。

幼少期からピアノ、三味線、ベースを弾き始め、中学生の頃には、芸能関係者や財界人ほか文化人が多く訪れる東京都港区のイタリアンレストラン「キャンティ」に出入りするように。

高校生になると17歳で作曲家デビューを果たします。

高校卒業後は染物専門的に学ぶため、多摩美術大学へ進学を決意。

大学へ入学した年の夏、1972年7月5日に、かまやつひろしプロデュースによるシングル「返事はいらない」で歌手としてデビューしました。

シンガーソングライターとしてのユーミンのキャリアをスタートさせたのです。

J-POP女性アーティストのトップを走り続ける

現在までで40年以上を数えるユーミンのキャリアの中で発売されたシングルは41枚。

また、38枚のオリジナルアルバムに7枚のベストアルバムほか、セルフカバーアルバムライブアルバム、CD BOX、非公式ベストアルバム、配信限定シングル、コラボレートシングル、映像作品などなど、数え切れないほどの作品を世に送り出しています。

2016年に発売された直近のアルバム『宇宙図書館』がオリコンの週間アルバム・チャートで初登場1位を獲得。アルバム首位獲得数の記録を通算23作と更新し首位を独走中です。

また、62歳10ヶ月でのこの記録は、歴代の女性アーティストの最年長記録も更新しました。

デビュー当時は荒井由実での活動でしたが、1976年の結婚を機に松任谷由美へ改姓。

ユーミンについて語られる時は、荒井由実時代、松任谷由実時代と分けて説明されることが多いのも周知の事実です。

現在は、TFM「松任谷由実のYuming Chord」、インターネットラジオ「松任谷由実 はじめました」、ニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」のほか、月刊「éclat(エクラ)」で連載を担当されています。

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「リフレインが叫んでる」はどんな曲?

松任谷由実 - リフレインが叫んでる(from「日本の恋と、ユーミンと。」)

シングルカットされずとも優先チャートで1位を獲得

「リフレインが叫んでる」は、1988年11月26日に発売された20枚目のオリジナル・アルバム『Delight Slight Light KISS』に収録されている曲です。

シングルカットはされていないにもかかわらず、CMソングドラマ主題歌として起用されたことで知名度の高い曲となり有線チャートでは見事に1位を獲得しています。

アルバム自体良作で、1989年の日本レコード大賞で優秀アルバム賞を受賞しています。

それでは「リフレインが叫んでる」の歌詞を詳しくみていきましょう!

「リフレインが叫んでる/松任谷由実」の歌詞に込められた想いとは...?!名曲を○○たちがカヴァー!の画像

男女それぞれの心の内を表現した後悔の歌

繰り返される”どうして?”

どうしてどうして僕たちは 出逢ってしまったのだろう こわれるほど抱きしめた 最後の春に見た夕陽は うろこ雲照らしながら ボンネットに消えてった ひき返してみるわひとつ前のカーブまで いつか海に降りた あの駐車場にあなたがいたようで

出典: https://twitter.com/yuming1126/status/923208822625222656

どうしてどうして私達離れてしまったのだろう あんなに愛してたのに 人は忘れられぬ景色を幾度か彷徨ううちに後悔しなくなれるの

出典: https://twitter.com/m_mikako/status/292579429291552768

どうしてどうしてできるだけ やさしくしなかったのだろう 二度と会えなくなるなら

出典: https://twitter.com/anatagasuki007/status/521994526785687552

サビからドラマティックに始まる歌

サビから始まるこの歌は、別れをテーマに、ある男女の後悔がつづられています。

繰り返される”どうして”から、後悔の深さや行き場のないやるせなさが感じられます。

この歌詞の面白い点は、男性側の気持ちが「どうして出会ってしまったのだろう」、女性側の気持ちが「どうして離れてしまったのだろう」と、それぞれで異なる視点で書かれているところです。

男性側の気持ちとして推測できることは、

「別れることがこんなに辛いなら、いっそのこと出会わなければよかった」

女性側の気持ちを推測すれば、

「上手くいってたのに、ちゃんと愛し合っているのに、どうして離れなければいけなかったの?」

といった感じでしょうか。

短い歌詞の中に、深い想いを凝縮