自作スピーカーでオーディオマニアへ

これまで、スピーカーの仕組みや種類について解説してきました。「なんだか複雑そう」と思った人も多いことでしょう。

しかし、スピーカーの原理さえわかれば自作することは十分に可能です。

スピーカーを自作するメリットには、たとえば以下のようなものがあります。

苦労して自作したスピーカーから音が出たときの感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。

ユニットとエンクロージャーの組み合わせで、好みの音を作り上げる喜びがあります。

アイデア次第で、家具のスペースぴったりにスピーカーを設置することも可能。 

オーディオ機器に対するこだわりが深まることで、これまで何気なく聴いていた音楽が、違った響きを持ったものとして感じられるようになるかもしれません。 

必要な工具は、どんな種類のスピーカーを作るかによって異なります。

しかし、最低でもネジを留めるためのプラスドライバーは用意しておきましょう。

その他にも、ねじ穴を加工するための錐（きり）やカッターなどの工具があると便利です。

かんすぴシリーズは、初心者でも品質が高いスピーカーの制作を目指せるキット。

スピーカーボックス、スピーカーユニット、アンプ、ケーブルなど自作スピーカーに必要なものすべてがセットになっています。

スピーカーユニットの口径は10cm。一台で、低音～高音域をカバーできるフルレンジタイプのスピーカーが完成します。

本格的な自作スピーカーを手軽に作ってみたいという人におすすめです。

こちらはスピーカーボックスを一から自作することが必要なキットです。

パソコンや電子機器のUSBポートから電源をとるタイプ。3.5mmのステレオプラグの入力端子を備えた音楽プレイヤーにつないで楽しむことができます。

完成済みのアンプサイズは５×2.4×1.4cm、コーンサイズは4.5cm。

スピーカーボックスのデザインにこだわりたい、あるいは完全オリジナルなスピーカーボックスを作ってみたいという人におすすめ。

また、自作するスピーカーボックスの形状や大きさによって、音質が異なることを実感してみたい人にもおすすめしたいキットとなっています。