重低音マニアには大型スピーカーがおすすめ
マニアとまではいかなくても「迫力のある重低音を聴きたい!」という方は多いでしょう。
低音の再現性や量感は、スピーカーの音を出す装置ドライバーユニットの大きさに関わります。
低音域のユニットであるウーファーが大口径だと、パワフルな重低音が楽しめるというわけです。
大型スピーカーといえばフロア型…だった
スピーカーの形状は大まかに3種類あり、大型スピーカーといえばフロア型になります。
そのうち縦長になっているのがトールボーイ型。
スリムなぶん置きやすく、デザイン的にもおしゃれなものが多いのではないでしょうか。
そして幅20cm×高さ30cmくらいまでの小型スピーカーがブックシェルフ型。
小型化が進んでいる昨今、需要を伸ばしている人気のタイプになります。
ひと昔前まではスピーカーといえばフロア型!というくらい、大型スピーカーが主流でした。
最近の大型スピーカーといえばサウンドバー
重低音も中高音も高音質で楽しみたいなら、大型スピーカーのほうがいいわけです。
たとえばシアタールームがあるほどの豪邸なら、フロア型でも問題なく設置できるでしょう。
しかし、現代の住宅事情からしても進化の流れからしても、小型スピーカーのほうが人気です。
こうした状況でも需要が高まっている大型スピーカーがサウンドバー。
一般的な間取りの部屋でも、ホームシアターは構築できるわけですね。
薄型テレビの普及により、外部スピーカーの必要性が高まったという背景もあるでしょう。
ところがサウンドバーにも小型のものがあるほど、小型化が進んでいることは確かです。
小型スピーカーでも大出力なら重低音もOK
気軽に持ち運べるくらいの小型スピーカーだからとって、必ずしも音質が悪いとは限りません。
技術の進化によって小型化が実現されているわけですから、音質についても然り。
むしろコンパクトなのに高音質!というステレオスピーカーが増えていると考えられるでしょう。
最大出力をチェック♪
まったく同じ構造でサイズだけ小さいスピーカーと比較するなら、大型のほうが高音質です。
とはいえ小型でもなるべく高音質、とくに重低音を重視する場合に着目したいのは最大出力。
どれくらいの音量が出せるか?という数字で、単位はW(ワット)です。
最大出力と音質には直接的な関係はありません。
ただせっかく大音量が出せるのに音質は最悪!というステレオスピーカーはあまりないでしょう。
大音量に耐えられるよう、音質にも気をつかっているはず!
また、低音はある程度の音量がないと聴こえません。
最大出力を確認すると、手っ取り早く重低音に適したスピーカーが見つかるでしょう。
ステレオスピーカーをサイズから選ぶ方法
前述しましたが、ブックシェルフ型スピーカーのサイズは幅20cm×高さ30cmくらいまで。
しかしこれはあくまで目安です。そしてサイズはできるだけ大きいほうが音質は高まります。
それでもやはり諸々の事情から小型スピーカーを選択する場合は最大出力に着目!
さらに重低音の音質にこだわるなら、周波数特性も確認しましょう。
人間の可聴帯域は20Hz~20kHzくらい
周波数特性(再生周波数帯域)はスピーカーのスペックのひとつです。
この数値で低音域から高音域までの再生可能な周波数がわかります。
ちなみに人間の耳に聴こえる可聴帯域は20Hz~20kHzくらい。これを目安にしてください。
また、ハイレゾ対応には高音域が40kHz以上という条件があります。
全体的に周波数の幅が広いワイドレンジだと高音質。
さらに重低音重視なら、低音域の幅が広いスピーカーを選びましょう。