中島から詞・曲共に楽曲提供を受けた初めての作品。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/激情_(工藤静香の曲)

詩も曲も、ザ・中島みゆきの曲です。

作詞作曲ともに中島みゆきが初めて手掛けた「激情」。

中島みゆきの魂の込められた渾身の一曲なのではないでしょうか。

それに応えるように工藤本人も魂を込めて歌っています。

工藤静香中島みゆきワールドを余すところなく表現できる数少ないアーティストなのです。

深く、激しい情愛

激情に身を焦がして激情に流されて
どんな私になるのかは知らない
激情に身を焦がして激情に流されて
あなたにはわかる 私がわかる 変わっても
他人は知らなくてもいい

出典:

曲のタイトルとなっている「激情」。

文字通り激しく強い感情などという意味を持ちます。

愛情という炎に焼き焦がされても、嫉妬という波に飲み込まれて…。

それによって私自身が鬼になってしまうかもしれない。

般若のような姿に変貌してしまうのかもしれない。

でも、あなたへの強い愛情があればきっとあなたは見つけてくれる。

時に強すぎる愛情というものは人を鬼にしてしまうことがあります。

愛情という炎に焼き尽くされようが、嫉妬の渦に飲み込まれようが構わないのでしょう。

命を懸けて、誰にも渡したくない愛があれば。

本当の愛を知った女の愛情は、決して燃え尽きることなく、周りをも燃やしつくすのです。

第2位 MUGO・ん…色っぽい

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個性的な曲のタイトル。

初めて見た人は一瞬なんて読むのか戸惑ったという人も。

この曲のタイトルについて、作詞者の中島みゆきはのちにこう語っています。

後に中島が著書『愛が好きです II』(歌詞&エッセイ集)内のエッセイで、この曲の作詞依頼を受けた際のエピソードが披露されており、前述の広告用コピーをタイトル名・楽曲内に使うという指示を受けたために中島がタイトル名を決めるのに苦心したという。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/MUGO・ん…色っぽい

化粧品CMのタイアップ曲だった「MUGO・ん…色っぽい」。

広告用のキャッチコピーが先にあって、その内容に沿った形で作られた曲だったんですね。

しっかりとキャッチコピーを入れ込んだタイトルと歌詞

さすが中島みゆき先生!

そしてこの曲で忘れてはならないのが振り付け

全国の女子がキュートな振り付けを真似しながらカラオケで、学校で、職場で歌ったんだとか。

おしゃべりな私の心

言いたいことならどれくらい
あるかわからなくあふれてる
私心はおしゃべりだわ
言いたいことならあなたには
あとからあとからあふれてる
私意外とおしゃべりだわ
なのにいざとなると内気になる
遠い場所から何度も話かけてるのに

出典: MUGO・ん…色っぽい/作詞:中島みゆき 作曲・編曲:後藤次利

話したいことはたくさんあるのです。

伝えたいことも数えきれないほどあるのでしょう。

でも、好きな人を前にすると何も話せないし伝える事ができないのです。

今日こそは話そう、伝えようと毎日鏡の前できっと笑顔の練習をしているのでしょうか。

だけど、いつも遠くから見つめる事しかできないのです。

視線に気づいて

目と目で通じ合う
かすかに、ん、色っぽい
目と目で通じ合う
そういう仲になりたいわ

出典: 作詞MUGO・ん…色っぽい/: 中島みゆき 、作曲・編曲: 後藤次利

視線だけでこの気持ちに気づいてもらえたら。

目が合っただけで、気持ちを伝え合う関係になれたなら…。

片思いというものは苦しい・切ないばかりではないのです。

ここでは明るいメロディラインや前向きな歌詞で片思いの前向きさを描いています。

言葉では直接伝える事なんて到底できない気持ちがここではストレートな言葉にされています。

これは主人公の心の声なのでしょう。

片思いってなんだか素敵!

明日はどんなことが起こるのかしら…?

そんな少女漫画に描かれているような片思いの恋模様を歌っています。

第1位 嵐の素顔

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工藤にとっては平成改元後初のシングル。顔の横で手をLの字に動かす振り付けは一番と二番の間奏で行われ、当初は頭サビの後は違う振り付けがついていた。担当したボビー吉野は、手で作った形を素早く組み合わせて踊る「タット」という動きを取り入れたという。後年、モノマネ等でその部分が取り上げられると、頭サビ後にいきなりするようになった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/嵐の素顔

 冒頭の頭サビの部分での振り付けが現在ではポピュラーですが、最初は違う部分に振り付けがついていたんですね。

モノマネ番組だけではなく、老若男女問わず多くの人がこの振り付けを真似しました。

この曲をリアルタイムで知らない人も、「の素顔」の振り付けを見れば工藤静香!という人も。

の素顔」はもはや工藤静香の代名詞と言ってもいいでしょう。