楽曲も進化

「虹色進化論」を作曲したJeff Miyaharaさんたこやきレインボーのavex公式サイトによると初めてのJアイドルプロデュースだそうです。

たこやきレインボー 2ndアルバム『ダブルレインボー』2月21日リリース!

Jeff Miyaharaさんの活動についてWikipediaに

2005年にはBOYZ II MEN、2007年はArrested DevelopmentのSPEECH、Timbalandなどの海外アーティストの作品を手がける傍ら、日本ではSpontania、JUJU、伊藤由奈、青山テルマ、加藤ミリヤ、JASMINE、Crystal Kay、黒木メイサ、西野カナといったアーティストをプロデュースしてヒット作を生んだ。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Jeff_Miyahara

とあるようにHip HopやR&B系のアーティストに多く関わっている方です。

アイドルっぽくないおしゃれな曲ですが、個人的に一番好きなのはサビ前の祭囃子風のアレンジのところです。

ここは作詞のSara Sakuraiさんのセンスも大きいと思いますが、関西弁のリズムと合っていて、かっこいいなと思います。

作詞のSara SakuraiさんはSHINee(シャイニー)の歌詞などを手がけている桜井紗良さんだと思います。

歌詞も進化

筆者だけかもしれませんが、この曲の歌詞は聴いていて関西弁があまり気にならないと思いませんか?

歌詞を見てみても最初の方は目立った関西弁は出てきません。

しかしサビ前のラップ風のところで、次のように出てきます。

なんでもアカンアカンて言わんといて
ちょっとのいて そこのいて 通らせて

出典: 虹色進化論/作詞:Sara Sakurai 作曲:Jeff Miyahara

気持ちが盛り上がってきたところで、出てきた関西弁。

「アカン」とか「言わん」という響きや、語尾の「~といて」とか「のいて」というのがリズムをより際立たせています。

ちなみに意味は「アカン」は「ダメ」、「言わんといて」は「言わないでおいて」です。

また「のいて」というのは「のく」という大阪弁ですが、「よける」という意味です。

また2番のサビ前でも次のように出てきます。

ちょっとのいて そこのいて
いつまでおんねん

出典: 虹色進化論/作詞:Sara Sakurai 作曲:Jeff Miyahara

この「おんねん」の響きもかっこいいですね。

ちなみに「いつまでおんねん」は「いつまでいるんですか」という意味です。

そしてサビに出てくる次の言葉が決まってます。

そろそろ終わりにしたええやん

出典: 虹色進化論/作詞:Sara Sakurai 作曲:Jeff Miyahara

これまでのやり方を終わりにして、私たちに未来をまかせてという気持ちがこめられている感じです。

「終わりにしたええやん」は「終わりにすればいいじゃないですか」という意味です。

たしかにこれまでのたこやきレインボーの曲も効果的に関西弁を使ってきています。

しかしこの「虹色進化論」では関西弁の量を減らし、しかも響きがソリッドなリズムと合うことばを使っています。

まさに関西弁ソングの進化ですね。

販売形態も進化

この虹色進化論についてシングルカットと書きましたが、実は販売形態も少し変わっています

CDではなく、ミュージックカードDVD/Blu-rayという形で販売されます。

ミュージックカードを2形態で販売し収録曲は

1.虹色進化論
2.オーバー・ザ・たこやきレインボー(CLUB RAINBOW ver.)

出典: 虹色進化論/たこやきレインボー

またDVD/Blu-rayは「Documentary of 虹色進化論」として発売されます。収録されるのは

・ 虹色進化論 Music Video
・ Documentary of 虹色進化論

出典: Documentary of 虹色進化論/たこやきレインボー

「Documentary of 虹色進化論」のダイジェストはYouTubeで公開されています。