the GazettEの人気曲「Cassis」ってどんな曲?

【Cassis/the GazettE】2017年版との違いを検証!オリジナル曲の歌詞を解説!PVもの画像

アコースティックギターから始まるバラード曲

Cassis」のイントロはアコギから始まります

曲中もアコギの音色が際立つ素敵なバラードソングです。

でもそこはヴィジュアル系ロックバンド

しっかりエレキギターの歪んだ音色や激しいドラムも聞こえてきます。

そして何と言っても注目なのが「歌詞」です。

大切な人に歌われたら涙なくして聞く事は不可能でしょう。

ボーカル・ルキがギターを弾く唯一の曲

the GazettEは5人組のヴィジュアル系ロックバンドです。

他のバンドでは4人組だろうと、5人組だろうとボーカルがギターを持つことは良くあることです。

しかしthe GazettEではとてもめずらしく、この「Cassis」がギターボーカルになる唯一の曲なのです。

Aメロ終わり・Bメロ終わり・サビをコードで演奏しています。

そしてギターとボーカルのみに静かな場面が「Cassis」にはあります。

激しいギターソロ終わりの静かな部分をルキが一人で弾き語っているのです。

ルキファンの間ではライブでやってほしい楽曲の上位に入るわけですね。

ちなみに使用しているギターの種類は「グレッチ」でセミアコになります。

ギターソロが2回!

the GazettEには2人のギターがいます。

上手ギターの麗・下手ギターの葵です。

the GazettEの楽曲では全体的に上手ギターの麗がギターソロを弾く事がほとんどです。

もちろん葵のソロがある曲もありますが、葵はアルペジオなど曲の色付けがメイン

そんなギター2人のソロがそれぞれ入っているのが「Cassis」なのです。

1番サビ終わりのしっかりと歪ませたギターソロが麗。

曲終わりのソロが葵になります。

ちなみに冒頭のギターアルペジオは葵が演奏しています。

the GazettEのギター隊の良いところを存分に詰め込んだのが「Cassis」というわけですね。

2017年版「Cassis」とは何が違う?

①イントロ

まず2005年のオリジナル版の「Cassis」はイントロが葵のギターから始まります

しかし2017年版の「Cassis」ではイントロはギターではなくピアノの演奏になっているのですね。

少しだけ切なさが増したような雰囲気になっています。

②ボーカル・ルキの歌声

2005年の彼らはまだまだ若くバラードラブソングを歌うと新鮮さがありました。

そして2005年にオリジナル版を収録してから12年の月日が経ち当時より大人になった彼ら。

ギターやベースドラムの厚みが増したのはもちろんですが、一番変化したのはボーカルの歌声です。

2005年版ではやさしく歌いながらもロックバンドとしてトゲがありハイトーンで張りつめたような歌声でした。

しかし、2017年版ではやさしく語りかけるような歌い出しが胸にグッと来ます。

この12年間で公私共に様々な経験があったのでしょう。

そんな事を考えさせられる変化です。

そして張りつめたようなハイトーンボイスもなんだか切なく心の叫びの様に歌っています。

トゲトゲパンチロッカーバラードから、色の濃い大人なバラードロッカーへと変貌を遂げたのがよくわかりました。

この2つの単語は筆者のインスピレーションに基づいた造語です(笑)

③サビ終わりの歌詞の違い

歌詞についてはこの後解説していきますが、2005年版と2017年版ではサビ終わりの英語歌詞が違うのです。

2005年版では…

I will walk together, the future not promised
It keeps walking together, to the future in which you are...

出典: Cassis/作詞:流鬼. 作曲:大日本異端芸者の皆様

直訳すると…

“約束されていない未来を私は一緒に歩くだろう”

“あなたがいる未来へ共に歩こう”

この様な意味だと考えられます。

しかし2017年版では…

We will walk together, Our future is not promised
We keep walking together, A future where I'll find you

出典: Cassis(TRACES VOL.2 Var.)/作詞:RUKI 作曲:the GazettE