「Black & White」とは

Kis-My-Ft2「Black & White」を歌詞解釈!己の光も陰も認めよう!肯定が生む新世界の画像

「Black & White」ジャニーズの大人気7人組グループ・Kis-My-Ft2の隠れた名曲です。

2ndアルバム「Goodいくぜ!」4thアルバム「KIS-MY-WORLD」初回生産限定盤Bの特典に収録されています。

迫力あるサウンドクールなダンスがかっこいい、ファンの間では人気楽曲です!

今回はそんな「Black & White」歌詞について詳しく解説します!

「陰」の存在

「陰」からの逃げ

光が照らすNight(B B B BLACK & WHITE)
生み出す陰もLIFE(B B B BLACK & WHITE)
行き来する世界(B B B BLACK & WHITE)
OK OK OK OK!!

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

冒頭から登場した「光」「陰」という2つの言葉。

この2つをキーワードとして曲が展開していきます。

表題「Black & White」和訳すると「黒と白」。

一般的に「光」は白色、「陰」は黒色のイメージがあります。

「Black & White」というタイトルと歌詞中の「光と陰」は通じている、同義であるといえるでしょう。

そして、ここまでの歌詞からは「光」と「陰」の間をさまよっている様子がうかがえます。 

暗闇からFREE 逃げ出したくても出来ない
間に合わないかも 後ろから追われるdark light

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

さまようだけではなく「陰」から追われているようです。

どうにか捕まらないように逃げていることもわかります。

「陰」「悪」を象徴する物としてしばしば用いられることがあります。

「悪い物にとらわれていたくない、しかし逃げることが難しい…」

そんな解釈をすることができます。

暗い雰囲気を感じますが、果たして「陰」とは何を意味するのでしょうか。

「陰」の正体

走り続ける(one way tonight)
speedを上げてgo(as time goes by)
負けたくない 自分にだけは Oh

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

抵抗したい対象が「自分」だとこのフレーズで明らかになりました。

つまり「陰」とは自分のマイナスな部分であることがわかります。

マイナスな部分とは何でしょうか。

おそらく自分の嫌いな部分短所のことでしょう。

ネガティブなことを考えてしまう自分、他人を傷つけてしまう自分。

嫉妬してばかりの自分、いつまでも泣いてばかりの自分。

誰でも持ち合わせている許すことができない自分を表しているといえます。

そんなマイナスな面から逃れようともがいているのです。

ギリギリ追われるより
let me let me 追うよ to the morning
follow follow follow everybody
everybody cmon follow me

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

まるで「陰」が自分を飲み込もうとしているかのようなフレーズです。

ダークなサウンドにアレンジされているため、より暗い印象が残ります。

「俺についてこい、こっちにこいよ」

頭に響く「陰」の声。

マイナスなことは考えたくないのに、どうしてもそちらへ引っ張られてしまう。

他人に何かを言われたわけではありません。

あくまで自分の感情の中だけで起こっていることです。

しかし「陰」に飲まれて自分が悪い人間になってしまうのではないか、と大きな恐怖を感じるのです。

光が照らすNight(B B B BLACK & WHITE)
生み出す陰もLIFE(B B B BLACK & WHITE)
行き来する世界(B B B BLACK & WHITE)
OK OK OK OK!!
its like I'm going monotone(B B B BLACK & WHITE)
覆すmy色(B B B BLACK & WHITE)
行き来する陰と陽(B B B BLACK & WHITE)
OK OK OK OK!!

出典: Black & White/作詞:SUNNY BOY 補作詞:STEVEN LEE 作曲:STEVEN LEE

自分の「陰」に苦しむ様子がよく描かれています。

マイナスな自分をどうにか変えたいと「光」と「陰」の間をさまよっているのです。

ネガティブな自分は美しくないし、他人を傷つける自分は悪者。

嫉妬ばかりする自分は醜い、泣いてばかりの自分も嫌い。

前向きで、優しくて、いつでも笑顔の自分だけでいいのに。

迫ってくる「陰」に抵抗し、良い自分になろうと必死になっています。

「陰」から逃れることはできないのでしょうか。

この苦しみから解放される日は来るのでしょうか。

表裏一体だということ

「光」と「陰」の関係