アルバム『Never Grow Up』と曲としての「Never Grow Up」

ちゃんみな2年ぶりのフルアルバム『Never Grow Up』。

「Never Grow Up」という曲も入っているのですが、アルバム名、曲名が同じでも意味が違うようです。

「Never Grow Up」とはどういう曲なのでしょうか?

「Never Grow Up」という曲のタイトルの意味

2019年8月にリリースされたアルバム『Never Grow Up』。

身近な人や景色など、愛するものに対して書かれた曲が収録されています。

”Never Grow Up”とは、大人になれないということです。

アルバムタイトルとしてはネガティブな印象ですが、ここではむしろポジティブな意味でつけられたのです。

子ども心を忘れないで音楽を続けていきたいという気持ちを表しています。

しかし、表題曲の「Never Grow Up」の意味は異なるようです。

ストレートに大人になれない苦悩を描いています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

同じ人のことを書いた曲

ちゃんみな【Never Grow Up】歌詞の意味を解説!大人になれない理由は?切ない想いはどこへの画像

「Never Grow Up」に登場する男性は、これまでの曲にも出てきています。

  • 「LADY」
  • 「OVER」
  • 「CHOCOLATE」

これらも同じ彼氏のことを歌にしたものです。

ちゃんみなは気分が落ち込んでいる時にしか曲を作れません。

同名アルバム『Never Grow Up』の曲も、落ち込んでいるときに書いたものがほとんどです。

気分が乗っているときに作成されたのは「SAD SONG」だけ。

だから、つらい気持ちにも共感を得るのではないでしょうか?

堂々巡りの関係に終止符

ちゃんみなと「Never Grow Up」に登場する彼は、くっついたり離れたりを散々繰り返しました。

「LADY」を作ったときは、「大人になるな」と言っていたちゃんみな。

今回の作品では「もういいかげん大人になろう」と歌っています。

自分の奥の感情と向きあうことで、心境の変化に気付き面白いと感じたのです。

今回の曲は彼に向けた最後の曲と決めて制作しました。

どんな曲なのか歌詞をひも解いてみましょう。

序盤

Aメロ

何から話せばいい
長い長いour story
最後になりそうだね
ありがとう愛してた

出典: Never Grow Up/作詞:ちゃんみな 作曲:ちゃんみな・Ryosuke"Dr.R"Sakai

二人のストーリーは長すぎて上手くまとまりません。

時間的にも気持ち的にもという意味です。

くっついたり別れたりして長く付き合ったけど、これでピリオドを打ちます。

しかし、“最後になりそう”という未定の言葉なので、最後かもしれないとまだ引きずっているようです。

ちなみに、ちゃんみなは作詞で“愛してる”という言葉は使わないように心がけています。

理由は“愛してる”という感情を、言葉では表現しきれないからです。

しかし今回の歌詞では過去形で使っています。

それぐらい、“愛してた”と言う言葉以外では表せないほど、深い愛だったことを表しています。

Bメロ

ちゃんみな【Never Grow Up】歌詞の意味を解説!大人になれない理由は?切ない想いはどこへの画像

何が愛か知らない
だから二人で愛を作ったんだ
これでいいのかなんて
私に聞かないでよね

出典: Never Grow Up/作詞:ちゃんみな 作曲:ちゃんみな・Ryosuke"Dr.R"Sakai

この曲に出てくる彼がちゃんみなの初めてのボーイフレンドだったのではないでしょうか?

長い時間をかけて二人は気持ちを確かめ合ってきました。

他の男の子に恋したインターバルもあったでしょう。

同名アルバム『Never Grow Up』の1曲目「Call」はこの曲の彼とは違う男について書かれています。

別れを選ぶことが正解なのか?

お互いわかりすぎるほど分かっているのに、聞かれたら気持ちがグラついてしまいます。

だから最後の決断を聞いて欲しくないのではないでしょうか?