平松愛理、最大のヒット曲
これはラブソングなの?
表題曲は、3枚目のアルバム『MY DEAR』からのシングルカット。4分の3拍子の曲。第34回日本レコード大賞・作詞賞を受賞した。歌詞の内容から、さだまさしのヒット曲「関白宣言」になぞらえ「女性版関白宣言」ともいわれる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/部屋とYシャツと私
平松愛理の最大のヒット曲『部屋とYシャツと私』。
これから結婚する相手、婚約者に宛てて書いた手紙のような内容になっています。
穏やかに歌われながらも、ドキっとするような歌詞。
本気なのか冗談なのか、よくわからないので聴いているとちょっとビビります。
「お願いがあるのよ」から始まるのでかわいい女性からのラブレターの類かと思ったのもつかの間。
男の人は浮気をするという前提で話が進んでいきます。
しかも、それを耐えるのでもなく、気づかないふりをするのでもなく。
泣き寝入りなんてしません。
きつーいお仕置きが待っているわよ。
という「復讐ソング(予約)」といったところでしょうか。
楽曲の大ヒットを受けて映画化
『部屋とYシャツと私』は、同名の恋愛映画も公開されています。
その映画のイメージから主題歌を歌うアーティストが選ばれ、楽曲を制作する。
このような段階を踏んで楽曲と映画が結びつくのがよくある方法です。
しかし、この映画の場合は違います。
まず『部屋とYシャツと私』の楽曲が作られ、その楽曲が評判を呼んだためモチーフにした映画が企画されました。
残念なことにあまりヒットはしなかったようですが…。
『部屋とYシャツと私』の歌詞は怖い
ネット検索してみたら…
『部屋とYシャツと私』をネット検索すると「歌詞怖い」と出てきます。
確かに「毒入りスープ」なんて出てきて、かなり怖い歌詞です。
それが、美人で上品なイメージの平松愛理がピアノの弾き語りなんかで歌うので、もっと怖い。
それ、冗談なの?本気なの?
世の男性陣はビクビク、ドキドキ。
なんでこんな曲が、はやるんだ?と本気で怯えていた人もいたかもしれません。
女性たちは、結構おもしろがってカラオケなんかでもよく歌っていましたけど。
この楽曲は当時、結婚式の二次会などでよく歌われました。
実際に、筆者も友達が結婚した時、二次会で新婦本人が新郎の顔を見つめながら歌うシーンに遭遇。
もちろんネタですけどね。
ちなみに大阪人です(笑)
『部屋とYシャツと私』の歌詞を検証
「あなた」へのメッセージソング
お願いがあるのよ あなたの苗字になる私
大事に思うならば ちゃんと聞いてほしい
出典: 部屋とYシャツと私/作詞:平松愛理 作曲:平松愛理
『部屋とYシャツと私』は、「お願いがあるのよ」なんて優しく語りかけるところから始まります。
もうすぐ結婚する婚約中の「あなた」へ「私」からのメッセージソング。
「大事に思うならばちゃんと聞いてほしい」…うん、うん。何だい?
と、ここまでは平和です。
さて、優しく始まった『部屋とYシャツと私』ですが、ここからは違います。
要求、要求、要求、要求の嵐。
こ、こ、怖い!
飲みすぎて帰っても 3日酔いまでは許すけど
4日目つぶれた夜 恐れて実家に帰らないで
出典: 部屋とYシャツと私/作詞:平松愛理 作曲:平松愛理
まずは、飲酒について。
連続は3日までOKなようです。
4日目に酔いつぶれた夜。
「恐れて実家に帰らないで」
ここでいう「実家」は彼の実家です。
え?奥さんが怒って実家に帰るっていうことじゃないの?
いいえ違いますよ。
「恐れて」実家に帰るのは彼のほうです。
そう、男なのに思わず実家に逃げ帰りたくなるほど、彼女が怒るということ!
こ、こ、怖い!!
もう始まってますよー恐怖のラブソングが!!