森山良子のコンサートツアー『五十一番目の星に向かって～Sing My Life～』チケット販売情報♪

19歳でデビューして以来、2017年でデビュー50周年を迎えた森山良子。その独特な歌声と楽曲の世界観が評判を呼び、女性シンガーソングライターの草分け的存在として多くのファンを魅了し続けてきました。

また、森山良子の息子であるシンガーソングライターの森山直太朗を始め、一族はこぞって音楽畑の人々。いつしかそのファミリーは「森山ファミリー」として知られるようになり、日本のミュージックシーンを長く牽引する存在になっていきました。

そんな森山良子ですが、若い世代には「森山直太朗の母」としての印象しかないかもしれません。そこでコンサート情報の前に森山良子についてご紹介します。

後に日本の音楽に多大な影響をもたらした「森山ファミリー」の中心的存在である森山良子が生まれたのは1948年の1月18日。父は日系2世のジャズ・トランぺッターの森山久、母は元ジャズシンガーの浅田陽子というまさに音楽界のサラブレッドとして森山良子は誕生しました。

ちなみに森山良子のいとこにはかまやつひろし、そしてかまやつ太郎は従甥にあたるなど、この辺りからも「森山ファミリー」のすごさを感じさせます。

そんな森山良子が台頭していったのは高校生のころ。友人たちとフォークグループを結成し、そこでボーカルとして活躍。その中の楽曲がラジオで流れたことで業界から注目を集め、67年に黒澤明が率いる黒澤プロダクションに所属して歌手デビュー。この時の楽曲「この広い野原いっぱい」は今もなお様々なシーンで使われる名曲です。

このヒットを皮切りに森山良子は70年代に一躍人気歌手に。その伸びやかな歌声はカバーソングを歌っても定評があり、70年のNHK紅白歌合戦に出場した際にはサイモン＆ガーファンクルの名曲「明日に架ける橋」をカバーして話題にもなりました。

その後、二度の結婚、出産を経験しそのたびに活動を休止していましたが、復帰するたびに伸びやかな歌声と独創的な世界観の楽曲が話題になり、唯一無二の女性シンガーソングライターとしての地位を確立。また、森山良子の楽曲はCMやドラマなどのタイアップも多く、時代を問わずに使用されるケースがありました。

その中の一つとして挙げられるのが「涙そうそう」。もともと森山良子が作詞、BEGINが作曲を手掛けたもので、自身の98年に発表したアルバム「TIME IS LONELY」に収録されていました。

この歌は00年にBEGINが歌い、そして01年には夏川りみがカバーする形で発売すると大ヒットを記録し、森山良子の存在がクローズアップされました。

そして、この歌とともに語り継がれている楽曲と言えば「さとうきび畑の歌」。太平洋戦争時の沖縄について歌った楽曲で、もともとはちあきなおみが歌うことの多かった曲でした。

それを森山良子がカバーして歌うことも増え、03年に放送されたドラマの主題歌に抜擢。これをキッカケに「さとうきび畑の歌」がまたも注目を集めることになりました。

それ以降も数多くの楽曲を発表し、2017年にはデビュー50周年を迎えることに。それもあり、記念すべきコンサートツアー『五十一番目の星に向かって～Sing My Life～』が開かれることになりました。ファンなら必聴必至のコンサートツアーの詳細をチェックしていきましょう。

節目の50周年となる2017年に開かれる森山良子のコンサートツアー『五十一番目の星に向かって～Sing My Life～』。そのツアー日程は以下の通りになっています。

大阪のフェスティバルホールから始まり、山形、長野、そして富山、茨城、佐賀、愛知、新潟と各地を回って、年明け直後には森山良子の生まれ故郷である東京でフィナーレを迎えます。

ちなみに東京開催が行われる1月には森山良子は70歳になったばかり。祝福ムードの中でコンサートが行われることが予想できますね。ちなみにチケットはチケットぴあ、イープラスなどから購入可能です。

デビュー以来、数多くの楽曲をリリースしてきた森山良子。そのほとんどが名曲なのですが、コンサートに行く前にある程度覚えておいた方がより楽しめるはず。と言うわけで、コンサートで歌うことが多く、なおかつ人気の高い楽曲をここでピックアップします。

まずはデビュー曲となったこの歌。これなくして森山良子は語れないというほどの名曲です。