エレキギターの弦の素材をチェックしよう
エレキギターは材質によって音や抑えたときの感触が異なります。
主に3種類の弦があるので、しっかりチェックしておきましょう。
ジャキっとしたカッティングに向いているステンレス弦
エレキギターの弦の中でも最も良く使われているものはニッケル素材です。
錆びにくい、柔らかく抑えやすいとメリットの多い弦です。
音のバランスも良いため使いやすく、特に素材にこだわるという人以外はニッケル弦で問題なく使用できます。
カッティングプレーの多い人の中で弦にこだわるという人はステンレス素材の弦を選ぶことがあります。
ジャキっとした切れ味の良いドンシャリな音が持ち味で、枯れた感じの音がするのでブルースにも向いています。
実は人気の高い弦で使われている素材でもあるので、知らないうちに使っていた!という人もいる弦です。
コーティング弦は圧倒的に長持ち!
弦の表面に特殊なコーティングが施されている弦です。
手の脂や汗が弦に直接つかないため劣化しにくく、通常の弦の4倍長持ちすると言われています。
使い方によっては半年は弦を交換しなくて良いという人もいるほどです。
ただしコーティングしていない弦と音の響きが変わるため、それを嫌がるという人もいます。
運指の際に弦をこする音(フィンガリングノイズ)が入りにくいため、レコーディングのときには重宝します。
弦の太さもしっかり確認しよう
弦は太さもさまざまなものがあります。
間違った弦選びをするとサウンド面だけでなく、ギター本体に悪影響が及ぶ場合があるので注意が必要です。
弦の太さには種類がある
弦の太さを「ゲージ」といい、以下のような種類があります。
メーカーによってスーパーライトが無かったりライト・ヘビーがなかったりと様々です。
エクストラライトが最も細く、ヘビーが最も太い弦です。
- エクストラライトゲージ
- スーパーライトゲージ
- ライトゲージ
- ライト・ヘビーゲージ
- ミディアムゲージ
- ヘビーゲージ
弦の太さを変えると何が変わるのか?
弦の太さの違いはサウンドと抑えやすさの違いを生みます。
細い弦であるほど抑えやすくなりますが、音は弱く細い音になります。
良く言えば繊細な音を出すことが可能です。
太い弦ほど抑えるのに力が必要になりますが、ゴリゴリとした骨太なサウンドにすることが可能です。
最も人気があるのはライトゲージで、重めのサウンドを出したい人はミディアム以上を使うことがあります。
女性もライトを使用している人が多いですが、スーパーライトなどの細い弦を使っている人もいます。
女性の場合は特に握力によって使い分けている場合が多いです。
太さを変えるときには要注意
これまでと違ったゲージの弦を使用する場合には注意が必要です。
太いゲージの弦はそれだけテンションが強くなり、ネックが引っ張られることになります。
そのため、ライトからいきなりヘビーゲージに変えるとネックが反ってしまう場合があります。
細いゲージも同様で、いきなりエクストラライトに張り替えたりするとネックが逆に反ることがあります。
少しずつ慣らしていくか、トラスロッドで調整する必要があります。
困ったときにはライトゲージ
どのゲージの弦を買うか困った場合はライトゲージを買っておけば問題ありません。
買ったばかりのギターには、殆どの場合ライトゲージの弦が張ってあります。
弦のメーカーが違っても、同じライトゲージを使っておけばネックへの影響もほとんどありません。
もちろんサウンド的にも違和感なく使えます。