忘れていないこと
キミと僕との Distance
時を超えた Resistance
幼い頃 よく聞いた話
いまもこの胸に いつまでも By myself
正しいことが 答じゃない
目に見えないものを ココロで感じたい
出典: My Resistance -タシカナモノ-/作詞:栗原曉(Jazzin’park) 作曲:久保田慎悟(Jazzin’park)・栗原曉(Jazzin’park)
この歌詞の部分は、織田信長の少年時代を歌っているように思えます。
母・土田御前が信秀の正室であったため嫡男となり、2歳にして那古野城主となる。幼少から青年期にかけて奇天烈な行動が多く、周囲から尾張の大うつけと称されていた(『信長公記』)。日本へ伝わった種子島銃に関心を持った挿話などが知られる。また、身分にこだわらず、民と同じように町の若者とも戯れていた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/織田信長#少年期
一言で言えば“ヤンチャな子”だったのでしょう。しかも権力者の跡取りですからそのパワーはなかなかだったようです。
うつけは“常識からはみ出ている”という意味もあります。はみ出したからこそ出来たこともあります。
家庭的には恵まれなかった信長も、周囲の人々を巻き込むことは得意だったようですね。
大人が言うことがすべて正義とは思ってはいなかったけれど、少年時代に言われたことは記憶に残っています。
自分がしたくてもできなかった行動が、今ならできると確信できました。
口で表すのは簡単ですが、動かなければ意味はありません。
ココロは決意を表すキーワード。3つになって勢いを増したココロが心を動かします。
信じているものがあるから
出来ないなんて思わない
忘れないで…
キミがくれた強さと勇気を いつも
思い出して…
さあ共にこの時間(とき)を生きよう
いつだって キミと乗り越えられる
We can,We’ll go!!
出典: My Resistance -タシカナモノ- /作詞:栗原曉(Jazzin’park) 作曲:久保田慎悟(Jazzin’park)・栗原曉(Jazzin’park)
この次の歌詞はタイムスリップをしたケンに贈りたいと思います。
自分は望んでいないのに、いきなり全く違う時代に飛んでしまう…。
期間限定で必ず戻ることができるのなら体験してみたいと思います。
もし自分がタイムスリップするなら江戸時代を希望、戦が終わった平和な時代がイイですよね。
歴史好きなので、歴史に関して熱くなりがちで申し訳ありません。歌詞に戻りましょう。
タイムスリップをしたことに戸惑いつつも、困難を乗り越えていくケンのモチベーション。
どこから湧き出てくるのでしょうか。“強さと勇気”をくれたキミの存在は外せません。
ケンの料理はキミ1人のためではないけれど、どこかで面影を追いつつ料理をサーブしていました。
誰にでも優しいことが弱点にもなっていましたが、それは料理に全力投球するため。
想う人への愛があったので、仕事へのこだわりを続けることができました。
“仕事と愛”は“勉強と愛”とも言い換えられます。どちらも大事にできる理想のスタイルですね。
背筋が伸びるワードが満載
信長とケンとあなたと私にも
たとえばもし この世界の見知らぬ価値観の中で
孤独と不安のさみしさに おそわれたとしても
好奇心という名の勇気で
此処に居る意味を この手で掴みたい
出典: My Resistance -タシカナモノ- /作詞:栗原曉(Jazzin’park) 作曲:久保田慎悟(Jazzin’park)・栗原曉(Jazzin’park)
「My Resistance -タシカナモノ-」の歌詞の中で1番伝えたい言葉が並んでいます。
自分が正しいと信じていたことに、全く違う世界と正義が突き付けられてしまう。
そして受け入れないと、新しい世界で生きていくことさえ許されない、なかなかハードな展開です。
でもそんな場面に出会った時に大事なものがあると教えてくれています。
違うことを知りたい・違うことに挑戦したい、ストレートな思い。
子供のように知らないことを純粋に知るパワーは、ポジティブとバイタリティーがあるからこそ。
違う世界で生き抜くために、知ったかぶりは禁止です。
新しい世界を作りたかった信長も、新しい世界で生きる必要に迫られたケンもそれを知っていました。
自らバリアを取り払って身構えず違う世界に飛び込むための勇気は、自分が自分で引き出すしかないのです。
自分が立つ確かな場所を掴み取りたい時の勇気は、失敗を恐れていては出せないのでしょう。
自分の背中を押すのは自分なのかもしれません。
今の自分を信じる
ちっぽけな自分なんてさ
追い越してみせるさ できるさ
この世界(Don’t mind)
かっとばして(No way)
タシカナモノ(That’s right)
見つけるさ(Yeah!! Come on)
出典: My Resistance -タシカナモノ- /作詞:栗原曉(Jazzin’park) 作曲:久保田慎悟(Jazzin’park)・栗原曉(Jazzin’park)
ケンの気持ちを歌います。見つかれば身の危険さえあるから、うずくまっていた、縮こまっていた。
でもケンは新しい世界に踏み出すことが出来ました。自分の身を隠さず生きる道を選びました。
自分が新しい世界で生きた行くために自分が掴み取った“タシカナモノ”。
傷ついた心と流した涙と、怯えに耐えたメンタルが積み重なって掴んだ“タシカナモノ”。
もしかしたらそこに嘘があっても今は掴んだものを信じるだけ。自分の周囲に起きているすべてを肯定して受け入れます。
自分の味と腕を信じて「信長のシェフ」として生きるケンにエールを送ります。