繊細な歌声が魅力の歌手「Riwha」
Rihwaは2010年にデビューして活動している女性アーティストです。
名前の読み方に悩む人もいるかもしれませんが、Rihwaは「リファ」と読み、本名に由来しています。
日本人としては珍しい名前だと感じる人もいると思いますが、彼女の出身は日本ですが在日韓国人です。
日本で育ちながらカナダに留学していた時期もあるので、英語も達者です。
暖かな気持ちを歌ったバラード「春風」
Rihwaの5枚目のシングルとしてリリースされたのが「春風」です。
この曲はバラードですが、温かな気持ちになれる曲調とRihwaの繊細な歌声が重なって素敵な楽曲に仕上がっています。
彼女がシンガーソングライターなので作詞・作曲も彼女自身で行っていますが、彼女の紡ぐ曲は心がほっこりする曲が多いのも魅力です。
では、「春風」の魅力を掘り下げてみましょう。
ドラマ「僕のいた時間」主題歌
「春風」は2014年に放送されたフジテレビ系ドラマ「僕のいた時間」の主題歌として起用されています。
この作品では主演の三浦春馬演じる青年が難病を患い、命尽きるまでの日々を懸命に生きる様子が描かれています。
家族との関係や多部未華子演じる恋人との関係や自身の心の葛藤などがリアルに描かれているので、多くの反響を呼びました。
春風でも大切な人と別れざるをえなくなった人の気持ちが歌われているので、ドラマとも雰囲気がマッチしています。
「生きる価値を思い出して欲しい」という思いを込めた
「春風」は一見すると悲しい曲のように思える楽曲です。
それは、主人公が大切な人との別れを乗り越えようとしている描写が切ないからです。
ただ、これはただの悲しい曲ではありません。
Rihwaはこの曲を作る際、「悲しい曲ではあるが、大切な人との記憶を振り返って生きる価値を思い出して欲しい」というような思いを込めて作ったと語っています。
つまりこの曲は、「辛いことがあってもその先にはいいことが必ずあるから、大切な思い出を抱きしめて生きていこう」というような曲に仕上がっているのです。
優しく紡がれた歌詞に注目!
Rihwaの紡ぐ歌詞は優しい愛をテーマに歌っているものが多いといいます。
「春風」ももちろんそのひとつで、悲しい別れを歌った楽曲ではありますが、温かい表現もプラスされているので聞いているうちに心が晴れやかに、そして穏やかになります。
彼女が「春風」で紡いだ歌詞もほっこりと温かな気持ちにさせるフレーズばかりなので、聞いていて悲しいどころか優しい気持ちになるのが不思議なところです。
「もう迷わないで行けるよ」
causeI love youあなたを守るよ
still .I turn to you変わっていないの
聞きたいこと話したい事がある
たくさんあるんだよ
群青色に染まる冬は瞬く星が囁いてる
聞こえたから聞こえていたから
もう迷わないで行けるよ
出典: https://twitter.com/srmn08111/status/811170421273808897
大切な人との別れは辛いものです。
それを後悔することもあるかもしれませんが、この曲では別れた後も相手への思いが変わらずに胸の中に残っています。
「聞こえたから 聞こえていたから」とはきっと、相手の言葉が聞こえたような気がするということでしょうか。
それとも以前に聞いた恋人の声が心の中に残っているということでしょうか。
いずれにせよ、この表現を見るとおそらく恋人と別れたというよりは死別したのではないかなと推測できます。
「見えないように紛らわしてた」
見えないように紛らわしてた
紡ぐ言葉に意味なんて無かった
出典: https://twitter.com/nakeru_bot/status/470513720544595968