ソロデビュー後の代表曲
グループから離脱 そして・・・
1990年代前半にイギリスで大活躍した男性ポップグループ「テイク・ザット」。
Robbie Williamsはグループメンバーのひとりでしたが1995年にグループを脱退します。
その後ソロ活動をスタートさせ、活動2年目の1997年に、ソロアルバム"Life Thru A Lens"をリリース。
そのアルバムからのシングルカットとして【Angels】が発売され世界中で大ヒットします。
まずはビデオクリップをご覧ください。
全編モノクロのMVで悲しさを表現
全編モノクロの映像から、この歌のもの悲しさが伝わってきます。
高層ビルの谷間をひとり寂しく歩く男性。
伏目がちの視線は、今の自分に何か問いかけているようにも見えます。
やがて景色は草が生い茂る荒野、そしてなにもない海辺の砂地へ。
彼女との愛を失った男性の心情を描いているのでしょう。
【Angels】は大ヒットし、その後の彼の歌手人生を不動のものにしたといっても過言ではありません。
長い年月に渡り、あらゆる世代に支持されてきた本楽曲。
2005 Brit Awardsにおいて、過去25年間に発売されたシングルの中で、最も優れた曲としてベストシングル賞が授与されました。
歌詞の和訳と解釈 1番
彼が待つもの
I sit and wait
Does an angel contemplate my fate
And do they know
The places where we go
When we're grey and old
出典: Angels/作詞:Robbie Williams,Guy Chambers 作曲:Robbie Williams,Guy Chambers
もの悲しさが漂う出だしです。
僕は座ってそして待っているんだ
天使は僕の運命を熟考してくれるかな
そして僕たちが歳をとり白髪まじりの年齢になったとき
僕たちが行き着く場所を知っているのかな
出典: Angels/作詞:Robbie Williams,Guy Chambers 作曲:Robbie Williams,Guy Chambers
彼は何を待っているのでしょう。
そう、天使ですね。
天使が彼のもとに舞い降りてくるのを待っているんです。
なぜでしょうか。
彼は一番大切なもの、つまり彼女の愛を失ってしまったんです。
その理由はこの歌のどこにも出てきません。
なので想像を巡らせるしかないのですが、そんな理由なんてどうでもいいんです。
彼の人生から彼女がいなくなってしまった。
その事実は何をしても、もう変えることはできないからです。
失恋により疲弊し、生きていくのも辛い状態の彼。
自分を救ってくれるものを探し求めている彼。
だけど彼はまだ未練たらたらです。
なぜなら天使に問いかけています。
僕たちが歳をとったときの僕たちの居場所を。
I ではなく We なんです。
まだふたりの未来に希望を持っている。
又は別れた後でも、彼女の将来を知りたい。
そんな気持ちもまだ捨てきれていないようです。
救いを求める先
Cause I have been told
That salvation lets their wings unfold
So when I'm lying in my bed
Thoughts running through my head
And I feel the love is dead
I'm loving angels instead
出典: Angels/作詞:Robbie Williams,Guy Chambers 作曲:Robbie Williams,Guy Chambers
何も手につかないほど、どうやら彼は参っているようです。
なぜなら天使たちが羽を広げて
助けにきてくれるって言われてきたんだ
だから僕はひたすら自分のベッドに横たわり
頭の中で色んな思いを駆け巡らせているんだよ
そしたら感じたんだ
僕たちの愛は死んだんだって
だから僕は代わりに天使たちを愛することにしたんだ
出典: Angels/作詞:Robbie Williams,Guy Chambers 作曲:Robbie Williams,Guy Chambers