友と過ごしたかけがえのない日々

近すぎるが故に…

この先に出会うどんな友とも 分かち合えない秘密を共にした
それなのにたったひと言の 「ごめんね」だけ
やけに遠くて言えなかったり

出典: 正解/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

人生の中で、自分自身に大きな影響を与えてくれる人。

あなたにも、思い当たる人がいることでしょう。

この楽曲では、家族より強い繋がりを持っているかのように見える友との関係が描かれています。

あなたもありませんか?

家族にも言えなかった話を、なぜだかあの子にだけは話せた、という経験が。

赤の他人であるはずなのに…いや、赤の他人だからこそ話せたのかもしれません。

その結びつきは「赤の他人」なんて一括りにできるほど軽いものではない

しかしそれほどまでに深い関係を持った友だからこそ、大事な言葉が言えないことだってあります。

心を許しているからこそ強がってしまうこともあるでしょう。

そんなもどかしい心模様が描かれています。

僕等にとっての青春とは

明日も会うのになぜか僕らは 眠い眼こすり 夜通しバカ話
明くる日 案の定 机並べて居眠りして 怒られてるのに笑えてきて

理屈に合わないことを どれだけやれるかが青春だとでも
どこかで僕ら思っていたのかな

出典: 正解/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

まさに青春の1ページ。学園ドラマのような風景が頭に浮かびます

想像される主人公と友は、きっと高校生くらいでしょう。

となれば、夜通し話し込むことが翌日もたらす結果は容易に想像できたはずです。

でも、想像しなかった。いや、想像したけれどあえて逆らったのかもしれません。

どんな理由にせよ、2人で怒られているというその状況さえ楽しんでいるのですから。

きっと彼らなりの小さな反発心が、2人を夜遅くまで起こしていたのでしょう。

しかし理由はそれだけではないと思うのです。

高校生くらいの年代にありがちな、「なんとなくモヤモヤする気持」や「漠然とした不安」。

その正体が何なのか簡単にはわからなくて、そのもどかしさが彼らの心を掻き乱します。

しまいには定められた全てのことが間違いのように見えて、反発たくなってしまう。

反抗期とはちょっぴり違う、でも見えない何かに必死に抵抗してい、そんな心模様が想像できます。

彼らの心をここまで掻き乱すもの。

その正体は、このさきで明かされていました。

僕等が抱える悩み

それは学校で教えてもらえなかったもの

あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは いつも正解などまだ銀河にもない

出典: 正解/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

彼らの心を掻き乱していたものの正体が、ここで明かされました。

学校の授業で教えてくれることには、いつも答えがセットになっています。

考えればその答えにたどり着くことができますし、考えてわからなければ誰かが教えてくれるでしょう。

これを選ぶことが100%正しい、それ以外は間違いだと、非常に単純明快ですね。

しかし、考えてみてください。

ひとたび学校の授業から離れれば、世の中に100%の答えを持った問いがほとんどないことに気がつくはずです。

多くの場合、人が悩むのは「何事にも正解がないから」。

そしてその答えは、自分が知らないだけでどこかに存在する、というわけでもありません。

世界中の誰もが答えを持っていませんし、世界中の誰もが同じく答えを探しています。

様々なことを考え学ぶ多感な時期だからこそ、こんな現実にうんざりしてしまうのでしょう。

僕等が本当に知りたいこと

一番大切な君と 仲直りの仕方
大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある 問いなんかに用などはない

出典: 正解/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

彼らが必死に答えを探している問いが、ここでより詳しく明かされています。

何よりもこの問いが難しいのは、環境やタイミングによって答えがいくつも出てくること。

いまこの時点での正解は、明日には不正解になっているかもしれない。

そして明日の正解はきっと、明後日の正解にはなり得ないのです。

まさに歌詞にある通り、未来はまったく見えません

答えの導き方さえわからない、こんな難しい問いに日々挑み続けている彼ら。

授業で習う問いに飽き飽きし、反発したくなる気持ちもわかる気がしますね。

高校生たちが反抗する理由は、こんなところにあるのかもしれません。

自分にとって君の存在は…

君のおかげで僕は