in-dの初ソロ作となったEP『indoor』
レーベル「SUMMIT」よりリリース
hip-hopグループ「THE OTOGIBANASHI'S」としてレーベル「SUMMIT」に所属しているin-d。
当記事では彼の初ソロEP『indoor』からリード曲『On My Way』にフォーカスします。
THE OTOGIBANASHI'Sとしての表現とは違い、吐露されるin-dの孤独な内面に注目です。
in-d / On My Way
ゆったりとしたチルなビートにin-dの内省的なリリックが乗せられた1曲。
ビートは同じレーベル所属のVaVaによる制作となっています。
仕事仲間であると同時に友達でもある2人。
そんな気心の知れたタッグだからこそできた協力プレイといえるでしょう。
お気に入りの場所を歩くin-d
in-dのお気に入りは東京タワー!?
MVの内容はin-dがお気に入りの場所を歩くというもの。
夜の東京のライトアップされた街並みがムーディーです。
山手線の内側を品川駅方面から東京駅方面へ歩いていくin-d。
そのときに歩く道が日比谷通りです。
この通りを北へ歩けば、バースの冒頭のリリックのように左手に目印が見えてきます。
浜松町駅の前に広がっているのが芝公園で、東京タワーや東京プリンスホテルがあります。
MVの前半は、東京タワーがかなりフォーカスアップされた映像になっていますね。
たった1人で歩くin-dの姿
普段は同じグループのBIMらと一軒家をシェアして生活するin-d。
家へ帰ってきてもそこには仲間たちがいます。
他にも仕事関係の仲間たちはまるで家族のような存在でしょう。
そんな生活環境から、孤独とは無縁に思えてしまいます。
しかし人間ならば、誰かといても孤独な気持ちは感じるもの。
in-dはよく1人で東京の街を歩いて考えをまとめたりしているのでしょう。
in-dのプライベートな部分とは?
ソロデビューまでのin-dに対するイメージといえば、あまり喜怒哀楽がなくクール、というものでした。
無表情に独特な低音でフロウする姿がTHE OTOGIBANASHI'Sにおけるin-dです。
しかしもちろん、その他にも彼のもっている人間味はたくさんあったわけです。
in-dを形成しているプライベートな内容について少し整理してみます。
親友のBIMに続くことになった理由
THE OTOGIBANASHI'Sでの活動と本当に自分がやりたい活動とにギャップを感じ、BIMはソロデビューします。
それが2018年のことでファーストソロアルバム『THE BEAM』でした。
グループが認知され出して、リスナーたちはメンバーそれぞれに対してリスナーなりの解釈をします。
このこと自体は全然レアなことではなく、むしろアーティストにとってよくある現象でしょう。
BIMはこのリスナーたちによるイメージと本当の自分とに板挟みにされ、結果ソロデビューを決意したようです。
そしてin-dについてもこれは同様に起こっていたのです。