「Gravitation」という曲名に込められた意味とは!?
「Gravitation」は2018年11月21日に発売される黒崎真音13thシングルです。
曲名になっている「Gravitation」とは、重力や引力といった意味。
重力は人間、そして地球上のあらゆるものにとって抗えない絶対的なものです。
同時にこの地上に立つために不可欠なものでもあります。
私達にとっての重力はどんなものか?
それを考えてみると、この曲名に込められた意味がうっすら分かってくる気がします。
このあと歌詞を解釈しながら、「Gravitation」の意味を探っていきましょう!
黒崎真音を語るには欠かせない!?タイアップとの関係性
「とある魔術の禁書目録Ⅲ」OPテーマ曲!
歌詞の解説に入る前に、まずはタイアップをご紹介しましょう。
「Gravitation」は2018年10月から放送のアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」のOPテーマ曲です。
「とある魔術の禁書目録」は「とある」シリーズとして高い人気を誇るラノベ作品。
それと同時に、アーティスト・黒崎真音を語るうえでも欠かせない作品といえるのではないでしょうか。
テレビアニメ『とある魔術の禁書目録II』ではエンディングテーマを2クールにわたって担当し、前期エンディングテーマ「Magic∞world」がファーストシングルとなった。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/黒崎真音
「とある」サウンドの系譜を継ぐ「Gravitation」
アニメ第1期・第2期のOPテーマ曲を担当していたのは川田まみでした。
「とある」のアニメを思い浮かべると、彼女の歌声を思い出すを人も多いかもしれませんね。
彼女は歌だけでなく、実は歌詞もすべて担当していました。
その川田まみが「Gravitation」で歌詞を書いているのです。
アニメ第1期の放送は2008年でした。それから10年経って放送されたアニメ第3期。
OPテーマ曲のなかで脈々と受け継がれる「とある」シリーズらしさが、この楽曲からも色濃く感じられます。
アニメと歌詞が交錯する歌詞を解説!
じっとりまとわりつく焦燥感
進むTime Bombを担いで
地球は今日も廻り Hurry up!
他人事になんて出来ないのにね
出典: Gravitation/作詞:川田まみ 作曲:中沢伴行
イントロは「とある」シリーズを観ていたファンにとっては「おっ」となるサウンドが鳴り響きます。
シリーズを通して一貫しているスピード感。
じっとしてちゃダメだ。この音に置いていかれちゃダメだ。
そんな焦燥感をかきたてるような印象的なイントロです。
続く1番冒頭の歌詞を見ていきましょう。
"時限爆弾"を背負っている主人公からは、サウンド同様の焦りのようなものを感じます。
ゆっくり自転する"地球"にしびれを切らしているのかもしれません。
主人公ひとりが焦っていて、周りはまるで我関せずな様子なのでしょう。
この姿は、人知れず人類に災いをもたらす大きな敵に立ち向かっていくアニメの主人公・上条当麻にも重なります。
2つの"さだめ"に込められた意味
不意に敗られる常識
触れ合えぬ定めと運命(さだめ)
憤りの雨に濡れた
出典: Gravitation/作詞:川田まみ 作曲:中沢伴行