ケースの種類を見てみよう!

ケースは、「ギグケース」や「ギグバッグ」などとも呼ばれますが、今回は、「ケース」という言い方で統一していこうと思います。


ケースには、大きく分けて3つの種類があります。


ソフトケースとハードケース、そして、セミハードケースです。


それぞれの特徴をまずは見ていこうと思います。

ギタリスト・ベーシスト必見!ケース選びのポイント解説!の画像

ソフトケース

まず見ていくのは、ソフトケースです。


ギターやベースを買った時についてくるケースは、ソフトケースの場合が多いです。


ソフトケースは、軽いので、持ち運びには便利ですが、クッションが入っているわけではなく、生地もペラペラなので、持ち運ぶ時に楽器を保護するという部分では不安が大きいです。


ただ、家で置いておくときには、埃がかぶらないようにするためにもケースに入れた方がよく、それは、ソフトケースで充分だと思います。

ハードケース

次にハードケースですが、これは、頑丈な造りとなっています。


なので、楽器を持ち運ぶ時には、安心して運ぶことができます。


ただ、重たさもありますし、かさばるので、電車などに乗る時には、周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。


自分の車で運ぶ時などは良いと思いますが、電車などで移動する方も多いと思います。


持ち運びには、周りの迷惑も考えなければならず、ハードケースの場合はより注意しておかなければなりません。


ちなみに、ハードケースには楽器の形をしたケースと、長方形の形をしたケースがあります。


長方形の場合は、中で固定することとなり、きちんと固定しなければなりません。


しかし、固定がちゃんとできていれば、より安定した持ち運びができますし、車などに積む時も便利かと思います。

セミハードケース

最後にセミハードケースです。


セミハードケースは、ソフトケースとハードケースの間をとったもので、ソフトケースにクッションがついたものです。


クッション性があるので、持ち運び時にも安心して使えます。


また、ポケットなども複数ついていたり、取っ手やベルトなどもついていて機能性は3種類の中で一番良いと思います。


ソフトケースよりも重たくはなりますが、持ち運び用に一つは持っておくと便利です。

ケースを選ぶ際のポイント

ではここから、ケースを選ぶ際にどういった部分を見ていけばよいのか、ポイントを解説していきたいと思います。


人によって、重視するポイントは変わってくると思いますので、自分だったらここを重視するなということを意識しながら見ていってください。

ポケット

ポケットは、ソフトケースとセミハードケースでついているものが多く、ハードケースでは、中に収納できる部分があるものもありますが、ポケットはついていません。


ポケット自体の大きさや数は、ケースによって異なってきます。


シールド、チューナーは荷物として必須ですし、その他にもスコアや交換用の弦なども入れる場所があると良いですよね。


ポケットに収納できれば、もう一つ鞄を持っていくなどの必要性もなくなります。


なので、ポケットは、大きいものを選ぶと良いと思います。


特に、スコアはB5やA4の大きさのものが多いので、それが入るくらいの大きさのものがオススメです。


小さめのポケットも、チューナーなどの小さいものを入れるためにあった方が良いかと思います。

重さ

先述したように、ソフトケースが一番軽く、ハードケースが一番重たくなります。


ただ、ハードケースやセミハードケースの中でも重たさは異なります。


しっかりしているもの程、重たくなる傾向があるかと思います。


持ち運びを考えた時に、重たすぎず、かつ、クッション性など楽器をしっかり守ってくれることを考えて選ぶようにしましょう。

防水性

楽器を持ち運ぶ時は、晴れている時だけではありません。


雨や雪が降る時もあります。


そういった時のためにも、防水性が必要になってきます。


ソフトケースでは、防水性があるものは少ないと思います。


防水スプレーをすることもできますが、やはり少し不安かと思います。


ハードケースは、表面が布でないので、拭くこともできます。


セミハードケースでは、防水性の高いものとそうでないものがあります。


「防水」と書かれているものは、特に、防水性が高いので、こうしたものを選ぶと良いです。


また、雨の時用にカバーがついたものもありますので、そうしたものも良いですね。

取っ手とベルト

取っ手はついているものが多いとは思いますが、ついている部分がケースによって異なってきます。


手で持って運ぶ用に、側面の真ん中あたりについているものが多いのですが、意外と便利なのが、表面の真ん中についている取っ手です。


これは、電車に乗る時など、前に降ろして持ったり支えたりする時に役立ちます。


前で縦にして楽器を持つと、持ちにくいのですが、ここに取っ手があることでうまく持つことができます。


そしてベルトですが、ベルトは、背中で背負えるようについています。


1本のものもありますが、それでは、片方の肩に重さがかかってしまい、持ち運びにくいです。


2本ついていて、リュックのように背負えるものがオススメです。


両手も空きますし、他の荷物も持てるので、エフェクターなどを持っていくときは、この方が良いでしょう。

実際に手に取ってみる